2024年9月24日より、新京成の復刻塗装電車第二弾として、8800形に千葉線直通色の復刻が行われている。


8800形8808編成 松戸行き

家路を急ぐ乗客の元に現れた懐かしいカラーの車両。クリーム色の車体にマルーンの帯。あぁ、これこそ懐かしの新京成電車だ。


ジェントルピンク塗装の8800形と並ぶ。

同じ形式なのに塗装が違うだけでここまで印象が変わるか。いずれにせよ、大変懐かしい塗装の復活は本当に嬉しいものだ。


側面に巻かれた4本のマルーンの帯は、かつて京成千葉線直通対応車の証であった。N800形のデザインの意匠を汲んだ上で従来車両の帯へと違和感なく落とし込んだ素晴らしいデザインである。N800形の記事でも書いたが、この4本の帯は新京成沿線の自治体である松戸市、鎌ヶ谷市、船橋市、習志野市を表現しており、白い帯はクリーンな企業イメージを表現している。


N800形N818編成 京成津田沼行き

折り返しを待つ間にジェントルピンクの電車たちもカットを増やしていく。今後京成電鉄カラーへ塗り替えるとの報道もあるので、やはり今の記録が大切になる。N818編成はN800形の中では最後までマルーン塗装で残っていた編成だった。


8800形8815編成 京成津田沼行き

塗装業者のラッピングがされている8815編成。

8815編成は車体リニューアルは行われているが、床下機器は未更新というなかなかちぐはぐな編成。今後機器更新をする日は来るのかな?


8800形8810編成 京成津田沼行き

こちらも8800形のリニューアル車、8810編成は2番目にリニューアル工事がなされ、その後千葉線への直通対応工事も行われた。


8800形8814編成 京成津田沼行き

またまたリニューアル8800形、ハイビームでの入線(笑)まぁ所定なのかもしれないし嫌がらせなのかもしれない、真実は闇の中!


N800形N838編成 京成津田沼行き

復刻塗装のN800形もやってきた。今回8800形の千葉線直通色が復刻されたのはN800形の復刻塗装が好評であることが理由らしいが、これはあくまでも表向きの理由で、新京成電鉄は来年度より京成電鉄へと合併されることが決まっている。新京成ラストイヤーを盛り上げたいという思いは間違いなくあるのだろう。


N800形N848編成 新津田沼行き

新津田沼行きの運用に入ったN848編成、こちらの編成は合併を見据えてか車体の新京成ロゴが撤去されている。N848編成は落成時からピンクのデザインである。


8800形8803編成 京成津田沼行き

こちらもリニューアル車、こちらの編成も新京成のロゴが撤去されており、ただのピンクの『何か』と化している。強烈な違和感。


80000形80016編成 京成津田沼行き

こちらもロゴが撤去された80000形、今後塗装どうするんだろうね。


8800形8808編成 京成津田沼行き

さてやってきた。リバイバルカラーの8800形、本当に懐かしいし一番似合っている。やはりこれこそ本来あるべき姿の8800形だと感じる。前照灯がLEDになっていたりと当時とは異なる部分もあるが、ピンクにならなかった世界線と思えばなんともない。


今回は夜間の撮影の記事となってしまったが、明るい時間にもカットを稼いだのでそれはまた後日記事にしたいと思う。