2023年11月3日、文化の日は日帰りで北近畿を通るWILLER TRAINNSの京都丹後鉄道線を乗り鉄・降り鉄しました。
少しでも滞在時間を多くするため、自動車で豊岡駅入りして早朝から乗り鉄を楽しみました。
乗車券は『京都丹後鉄道ワンデーパス(2,500円)』を利用しました。
今回は前半の内容です。
早朝に加古川を出発して、自動車で豊岡駅へ。始発列車に乗り込み、午前中は主に宮津線の宮豊線区間の駅巡りをしていきました。ワンデーパスの購入には難儀しました。また、列車本数が少なくて訪問駅数が増えず、なかなか非効率な駅訪問になってしまいましたが…。
今回の日程 2023年11月3日 (金・祝) 【前半】
自宅340(自動車・加古川BP→姫路BP→播但連絡道路→北近畿豊岡道→R312)535豊岡617(京都丹後鉄道宮豊線)636かぶと山701(普通)706小天橋754(普通)808網野830(下り普通)837夕日ヶ浦木津温泉910(上り特急はしだて2号)931京丹後大宮950(下り特急たんごリレー1号)956峰山
【後半へ続く】
(1)自宅340(自動車・加古川BP→姫路BP→播但道→北近畿豊岡道→R312)535豊岡
この日は3時に起床して、朝食を済ませてから自宅を出発。
暗い中、加古川バイパス~姫路バイパスを経由して播但連絡道路(播但道)へ。
播但道は有料道路ですが、深夜・早朝は車の量が少ないためスムーズに北上できました。
和田山からは無料の自動車専用道路である北近畿豊岡自動車道に入り、
終点の但馬空港ICで降りて国道312号で豊岡市街へと入りました。
市街地のコンビニで昼食の買い出しをして、
5時半過ぎに豊岡駅前のコインパーキングに到着しました。
もう11月で、まだ真っ暗でしたが、霧が出てきて後々まで残らないか心配になってきました。
(2)豊岡617(京都丹後鉄道宮豊線 普通・西舞鶴行き)636かぶと山
KTR700形2両編成 1両目(703号)の転換クロスシート窓側席に着席
ガラガラ 車窓風景を眺めて移動
豊岡駅はJR線が橋上駅舎、WILLER TRAINS(以下、京都丹後鉄道or丹鉄)の駅は
JR駅東口北側の地平部にあり、会社ごとに分離されています。
まずは『京都丹後鉄道ワンデーパス』を購入しようと丹鉄駅へ向かいましたが、
早朝ゆえ無人で、記憶では窓口は7時から営業のはずでした。
ワンデーパスを買えないまま列車に乗車しなければならず、
しかも最初の訪問予定駅である「かぶと山駅」が無人駅であるため、
最悪の場合、途中までワンデーパス無しで乗り鉄を続けなければならなくなってきました。
ホームページにワンデーパス発売駅の営業時間を書いておくべきだと思いました。
でもここまで来たからにはケチる訳にはいかず、
予定通りの行程で乗り鉄・降り鉄をすることにしました。
6時を過ぎると車庫から列車が出てきてホームに入線しました。
2両目(709号)は「丹鉄サイクルトレイン」で、オールロングシートでした。
私は1両目(703号)の転換クロスシート窓側席に座りました。
乗客は4人しかいませんでした。
発車前、私は、運転士に『京都丹後鉄道ワンデーパス』を購入したい旨を話しましたが、
下車駅を聞かれ、無人駅の「かぶと山駅」と答えると、
無人駅だとちょっと厳しいとの事で、運賃を支払ってほしいとの事でした。
列車は定刻に発車し、霧の中を東へ走ります。
霧の発生源である円山川を渡り、
以前に降車済みの「コウノトリの郷駅」を過ぎると峠を越えて京都府に入りました。
すると霧が取れて、太陽の光が差し込んできました。助かりました。
そして以前に降車済みの久美浜駅に着くと、運転士が列車を降りて駅員と話していたので、
何かと思いましたが、すぐに運転士が戻ってきて私に
「ワンデーパス買えますよ、急いで下さい」と伝えてくれたので、
私は大急ぎで列車を降りて窓口でワンデーパスを購入し、すぐ車内に戻りました。
おかげで追加運賃を支払うこと無くワンデーパスで乗り鉄が可能になり、
丹鉄のホームページに落ち度があることには変わりありませんが、
運転士には感謝の意を伝えました。これで安心して乗り鉄を続けられます。
コウノトリの郷駅で下車せず、また久美浜駅で駅舎前の1番線停車だったのが大きかったです。
その後は余計なことを考えず車窓風景を楽しんで、かぶと山駅で下車しました。
かぶと山駅は単式ホーム1面1線の棒線駅で駅舎が無く、
駅前も民家がほとんど見られず農村風景が見られるのみで、
北西側の久見浜湾沿いには駅名の由来となった兜山がそびえています。
(3)かぶと山701(宮豊線 普通・西舞鶴行き)706小天橋 KTR700形単行
転換クロスシート窓側席に着席 ガラガラ 景色を眺めて移動
次は1駅先の小天橋駅を訪問しました。乗車列車はKTR700形の単行でした。
小天橋駅は相対式ホーム2面2線で、西側に洋風の駅舎があります。簡易委託駅です。
駅前には集落が広がっており、その向こう側(西)には久見浜湾が広がっています。
駅裏の東側には民家がほとんど見られませんでした。
(4)小天橋754(宮豊線 普通・西舞鶴行き)808網野
KTR700形単行 転換クロスシート窓側席に着席
3割程度の着席率 景色を眺めて移動
次は夕日ヶ浦木津温泉駅をパスして網野駅で下車。
ラッシュに相当する時間帯の列車でしたが、土曜日だったからか車内は空いていました。
平日は通学の高校生などでもう少し乗車率が上がっていることでしょう。
網野駅は2面3線で、南側の1番のりばは折り返し列車用です。
北側の単式3番のりばに面してヨットをモチーフとした駅舎があります。簡易委託駅です。
主要駅ながら駅前は閑散としていますが、市街地から離れているためです。
市街地は約1.5km北側の日本海沿いに広がっています。
(5)網野830(宮豊線 普通・豊岡行き)837夕日ヶ浦木津温泉
KTR800形単行 転換クロスシート窓側席に着席
1/3の席が埋まる乗車率 景色を眺めて移動
網野駅からは1駅戻って夕日ヶ浦木津温泉駅で下車しました。
乗車車両はKTR700形のトイレ無しバージョンであるKTR800形でした。
KTR800形が単独で運用されていて、見た目はKTR700形とほぼ同じなので注意が必要です。
下車した夕日ヶ浦木津温泉駅は単式ホーム1面1線の棒線駅で、
ホームには足湯が設置されています。
簡易委託駅で、北側に和風建築の駅舎が鎮座しています。
こちらも駅前は民家がまばらで、国道沿いに商店が点在している状態です。
温泉街は北へ約1.5km、日本海沿いに形成されています。駅前にも旅館があります。
(6)夕日ヶ浦木津温泉910(宮豊線 特急はしだて2号・京都行き)931京丹後大宮
KTR8000形2連×2 2号車(前から2両目)フリースペースに着席
ガラガラ 車窓風景を眺めて移動
『京都丹後鉄道ワンデーパス』は特急列車の自由席も利用可能なため、
特急『はしだて2号』に乗車して京丹後大宮駅へと移動しました。
但し、JR直通の『はしだて号』は全車指定席のため、
私は2号車の運転台付近にあるロングシート状のフリースペースに座りました。
空席にも座れなかったはずで、後から指定席券(特急券)を持っていない親子が
フリースペースにやって来て車掌からきっぷを購入していました。
特急と言えど夕日ヶ浦木津温泉~与謝野間は各駅に停車していきます。
停車駅ごとに少しずつ乗客が増えましたが、まだまだ空席が多かったです。
そして私は京丹後大宮駅で下車しました。
相対式ホーム2面2線で、西側に平安朝風の駅舎が鎮座しています。簡易委託駅です。
駅前は旧・大宮町の中心市街地で、古い町並みが南北方向に延びています。
(7)京丹後大宮950(宮豊線 特急たんごリレー1号・豊岡行き)956峰山
KTR8000形2連 2号車(先頭車両)自由席の窓側席に着席
ガラガラ 車窓風景を眺めて移動
普通列車が少ない事もあり、今度も特急での移動となりました。
『京都丹後鉄道ワンデーパス』が特急利用OKで助かりました。
今回の『たんごリレー』は丹鉄完結の列車で、自由席が連結されているため、
堂々と通常のリクライニングシートに着席できました。
が、くつろげたのは僅か6分で、次駅の峰山駅で下車しました。
峰山駅は2面3線の国鉄型配線の駅で、
転換三セクの駅では珍しく橋上駅舎を有しています。東西に出入口があります。
西口から西へ向けて旧・峰山町の市街地が延びていますが、駅は街外れにあります。
プロ野球で活躍した野村克也氏(ノムさん)の出身校である
京都府立峰山高校への最寄駅です。
また、峰山駅の滞在時間が45分あったため、
駅前散策を終えてからホームの待合室で用意していた昼食(パン)を食べました。
この後も京都丹後鉄道の乗り鉄・降り鉄を続けました。
(つづく)
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
(参考:Wikipedia)
テーマ:鉄道踏破の道(21~)