【70‐000形の運命は…】埼京線 2026年度からホームドア設置?1年早い導入は何を意味?


こんにちは!
今回は埼京線に関する記事を書いていきたいと思います。
先月末、日本共産党の伊藤岳参議院議員(埼玉選挙区選出)のツイートから埼京線のホームドア設置に関する情報が提示されました。

このツイートによると、埼京線のホームドア設置について、2026年度から順次設置をし、車両改修については26,27年度から行うとのことです。埼京線のホームドア設置時期が明確になったのは初めてなのではないかと思います。

70‐000形とMUE TRAIN
そもそもなぜ埼京線のホームドアは後回しにされてきたのかということですが、このツイートにも書かれている通り「埼京線りんかい線の車両の違い」が影響しています。具体的に何の違いかということですが、70‐000形にクラッシャブルゾーンが無いことですね。E233系及び相鉄12000系はクラッシャブルゾーンが設置されているため、先頭車の第一・第二ドア間が狭くなっていますが、70‐000形はクラッシャブルゾーンが無いため、ドア間の距離が違います。このような違いがあることから、後回しにされてきたのだろうと思われます。しかし、りんかい線は2025年度から71‐000形が導入され、こちらにはクラッシャブルゾーンが設置されますので、70‐000形置き換え後はこの影響がなくなってきます。そうなると、クラッシャブルゾーンに合わせたサイズのホームドアが設置できるということになります。
しかし、一つ気になる点があります。その点がホームドアは設置されるとした2026年度にはまだ70‐000形の置き換えが完了していないのではないか?ということです。71‐000形の導入に関するプレスリリースを見ると、71‐000形の導入は2027年度上半期までとされています。つまり70‐000形も2027年度までは残る可能性があるのではないか?ということですね。そうなると、ホームドアと70‐000形が共存することになってしまいます。
ホームドアも大きな開き口の物を設置すればクラッシャブルゾーンがある車両とない車両両方に対応させることが出来ます。実際に、りんかい線区間にはそのような大きなホームドアが設置されています。しかし、埼京線の場合、数ヶ月~1年ほどでそのような大型ホームドアは必要なくなるわけですね。たかだか1年程度の為に、これまで渋っていた大型ホームドアを設置するのか?と考えると、微妙な点があるのかなと思います。
そこで大型を設置する以外に、2026年度から設置と回答した理由について考えられることとしては、2026年度からホームドア設置ではなく、設置に関する本格的な工事を始め、実物の設置は2027年度の70‐000形の撤退以降という可能性もあるのではないかと思います。現実的にはこの可能性が高いのではないかと思います。
もしくは、71‐000形の全車両導入を待たずに、70‐000形は2026年度中に撤退する可能性ですね。例えば71‐000形の8編成中7編成が2026年度中に導入し終えるならば、2027年度の最終編成出場を待たずに、70‐000形を引退させ、最終編成誕生までは7編成で回す可能性というのもゼロではないのかなと思います。りんかい線の運用は6運用2予備ですので、7編成だとしても1予備はあります。また仮に足りなくなったとしても、埼京線E233系で代走することは可能です。ホームドア設置のために1編成ほど予備を減らした上で70‐000形を早期撤退させ、ホームドアを稼働させる可能性もゼロではないのかなとは思います。

これまで書いてきた通り、①大型ホームドアの設置、②実際の設置は2027年度から、③70‐000形の早期撤退、この可能性があり得るのかなと思います。もしかしたらプレスよりも早く、2026年度中に71‐000形が導入完了し終えるかもしれませんけれども。
ホームドアと70‐000形の関係、今後どのようになっていくのか、一つ注目だろうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!