気ままな 汽車好き

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打鐘式踏切 訪問やり直し後の旅 Ⅳ べるもんた (2024.9/1)

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城端線戸出駅 ● 湿気た朝 レンズは曇る・・・

 北陸地区の打鐘式踏切を記録し終えたつもり(本荘構内踏切が未記録)になって迎えた2日目の朝、空調の効いた快活クラブから思い切って湿気た中に飛び出す事15分、堂々とした造りの戸出駅に辿り着く。窓が少なめの駅本屋と広い駅前通、どことなく雪国を感じる。クソ暑いけど。
 高岡行き列車が到着。クロスフィルターを取付けたわけでは無い。レンズが曇ってしまった。併撮のビデオなんか目も当てられない状態。 (330D 戸出 9:01)

 15分後に乗車する列車が到着。やっとレンズの曇りは取れた。奥の道路橋の存在は残念。列車番号の8000番台は通常は臨時列車を意味する(2015年に設定された4本の列車?)。城端線氷見線と云えば優等列車も無いのに昔から列車本数の多い支線であるとの認識だったが、今はこのα列車擬きを含めて20往復。あの頃より3往復減ってる。 (8331D 戸出 9:16)

 戸出 917-8331D-925 砺波

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● べるもんた ● 砺波駅

 砺波駅舎は費用は抑えながらも個性を感じさせるエエ造り。其れはいいのだが乗車する『べるもんた』は未だ来ていない。観光列車なんやから、発車前の時間をゆったり過ごさせて欲しいもんだが。
 古施設に頼らず現代に適応しながらも、良い意味でのローカルを感じさせるのは地域に勢いがあるからだろうか。
 やっと『べるもんた』が到着。発車7分前。10~15分位は欲しいなぁ。 (べるもんた回送 8361D? 砺波 9:38)
 さて車内。前回乗車時に紹介してるからなぁ・・・

・・・と思って読み返してみると、車内全体の写真にオマケが添えられた程度。こりゃアカンわと、前回の絵も利用しながら改めて記事にする事にした。先ず車内全体。丁寧な造りとなっていて、全車指定とは云え「快速」なのが勿体ない。だが良く見ると展望窓と椅子等以外の基本的な構成はそのまま残されており、「うみやまむすび」のようにローカル運用にも就く事が考えられているようだ。
 窓側を向いた展望座席は、座ってしまえば狭窓部分の座席だって充分な展望がある。窓枠は額縁がイメージされたデザイン。反対側のボックス席は通常形状のままグレードアップされている。写真は折り畳みテーブルを広げた状態。
 白く塗装して天井に溶け込ませてある扇風機には『べるもんた』ロゴ入り。今回初めて気付いた。
 地域の物品を展示しているテーブルは控え目。グッズはあまり興味がないので見送り。だってなんぼでも創出できるからね。本物ならエエけど(高いから買えんけど)。
 記念乗車証は前回乗車時と同じだった。スタンプのインクの出が良い前回の絵を再利用。
 検札印は『べるもんた』専用に更新されている。


 ローカル輸送併用と云う事を考えると、車端部の構成は苦労された事と思う。トイレの中も濃緑基調で綺麗だが設備は一般品。吊り手の下は通常のロングシート(濃緑基調)。優先座席まである !?
 狭い鮨カウンターは遣り繰りが大変だと思う(残念ながら注文は多くは無さそうやけど)。
 右の食事メニューは単価がアップ。此れはしゃぁないね。珈琲は値段据え置きだが わざわざホットコーヒーとしたのは、アイスを求める乗客が多かった?と推測する。利き酒は増えとるな~
 乗車記念プレートは優先座席に置かれたままとなっていた。乗車時間が短いモンね。
 持ち込んだ弁当を喰らった後に「ホットコーヒーセット」を注文。菓子は数種から選べる。トレーは立派な専用品が用意されるようになった。紙コップは以前品切れしていた専用品(持ち帰りたいがそうもいかない)。また新たに紙風船がオマケとして添えられている。トレーと升、グッズとして販売してもエエかも。ところで『べるもんた』の公式グッズて存在しない?HPには何も記述が無い。商魂たくましい『SAKU美SAKU楽』を見習ったら。

⇒ 次篇に続く