『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場する歴史上の人物を訪ねる旅。
カーレーターで、須磨浦山上遊園の回転展望閣にやってきました。
- 事件のない花隈町と、晴れてる新開地を通過して、山陽電車に直通
- 山陽電車で須磨寺へ行き、正岡子規の句碑と、平敦盛の像を見る
- 須磨寺の平敦盛と熊谷直実と、敦盛の笛と散りゆく紅葉
- 須磨寺には源平合戦の歴史と、なぜかユーモアが同居する
- 尾崎放哉、源義経、弘法大師、みんな香川にゆかりあり
- 須磨寺のボタンだらけの歌碑、芭蕉の句碑、八十八ヶ所、反省中の五猿
- 須磨寺の「おもろいもん」に囲まれた、平敦盛の首塚
- 日本で(というか世界で)ここだけ! 須磨浦山上遊園の「カーレーター」に乗ってきた
- レトロゲームコーナーが凄かった!須磨浦山上遊園・回転展望閣
- 須磨浦山上遊園・回転展望閣から眺めた、神戸や明石や淡路島
須磨浦公園 ('23.12.24)
須磨海浜公園から神戸の市街地にかけて。ポートアイランドと神戸空港も見えます。
※2024年6月、須磨海浜公園に「神戸須磨シーワールド」がオープンしました。
遊園地のアトラクションの多くは、隣の旗振山にあります。
レールの上を足漕ぎで進むサイクルモノレールや、いろんなキャラクターの形をした車に乗れるミニカーランドなど。
回転展望閣のある鉢伏山と、旗振山をつなぐリフトがあります。
ロープウェイ、カーレーターと来て、できればこのリフトにも乗りたかったのですが、閉園の時刻が迫っているので、旗振山の方へは行きませんでした。
回転展望閣3階の喫茶店へ。(入館料¥100)
「回転展望閣」の名の通り、ここのフロアがゆっくり回転し、座って軽食やドリンクを飲食しながら、各方向の景色を眺められるのです。
いまや全国でも少なくなった回転展望台。回ってる床の上にいるだけで楽しいです。
ただし喫茶店の営業は15時半で終了。
閉園まで本当に時間がなく、足早に歩いてひと回りしたので、「座ってても全方向の風景が見られる」という回転の恩恵をあまり得られず。
喫茶店のカウンターに、NHKの『ブラタモリ』でこの山上遊園が紹介されたことが書かれていました。
またロザンのお2人と、岡田結実さんのサインが飾られていました。
私もロザン宇治原さんみたいに、クイズ番組で活躍したいです。
一応、『TVチャンピオン』に出場したことがあるのです(「テレビゲーム王2000」)。
あと、テレビ東京の深夜にやってた『ゲームwave』という番組に何度か出演しましたが、この番組でクイズ企画を行なったとき、解答者として参加したことがあります。
……『TVチャンピオン』では5人中5位、『ゲームwave』では4人中4位でしたが。
もっとも、どちらもテレビゲームに関するクイズだったので、別ジャンルの問題だったらもっと強いと思うんです。『Qさま』に出てくるジャンルならだいたい。
(特に、関東の地理に関する問題に限れば、私でも宇治原さんに勝てるような気がします)
『 #Qさま 』って、日本地理とか、歴史とか、鉄道、偉人、あと国語など、私の得意分野の問題が多く出るから、本当に出たい。
— ゲイムマン(府元晶・竹谷新) (@geimman) September 3, 2024
一時期、自分が出られないことが本当に悔しくて、数年ほど見てなかった。またそうなるかもしれない。
それくらい昨日の『Qさま』は素早く正解出してた。 https://t.co/xx3SfPKrI9
今までに自分が作ったゲームか本かブログか、どれか1本でもヒットしていれば、『Qさま』に出られたかもしれないなあと嘆いております。
昨年12月のこの旅は、『脱出ゲーム 香川県からの脱出』のヒット祈願(と、香川県にゆかりのある歴史上の人物たちへの事後報告)が目的だったので、旅の後でこのゲームがヒットするかもしれないと、一縷の望みを抱いていたのですが……。
このブログの文章は、旅から9ヶ月後に書いております。その9ヶ月間に『香川県からの脱出』がどうなったかというと……。
まあ『TVチャンピオン』を経験してますから、ああいう場だと、家でテレビで見てるときとはテンションが違って、ひらめきが悪くなったり、知ってる答えをど忘れしたりするもんだということはわかっておりますが。
(あと、以前このブログで書いたことがありますが、『ソモサン・セッパ』(フジテレビ)のオーディションに落ちたことがあります……)
平清盛と二位ノ尼の顔はめパネル。
神戸港はもともと清盛が、大輪田泊という小さな港を整備して、貿易港としたのがきっかけで発展しました。
日本で(というか世界で)現在ここにしかない乗り物・カーレーターと、ロープウェイを乗り継いで、山陽電鉄の須磨浦公園駅に戻ります。
カーレーターのゴンドラは水平を保つので、下り坂だと後ろに傾きます。
須磨浦山上遊園の公式サイトにも「乗り心地の悪さが人気」と書かれるほどのカーレーター。
下りは、山麓駅に到着する直前に、もの凄くガタガタと揺れました。
肩こりがほぐれるレベル。
この冬、山上遊園は土日しか営業しないそうなので、今日(日曜日)に来られて良かったです。カーレーターにも乗れましたし。
売店で缶バッジを購入。展望台から見た須磨海岸の写真を背景に、「須磨あおば」というキャラクターと、カーレーターのイラストが描かれていました。
最後に、須磨浦公園駅から少し西に歩いたところにある、敦盛塚を参拝しました。
平敦盛の首は熊谷直実が源義経のもとへ持っていき、首実検を受けた後、須磨寺に埋葬され、首塚が築かれました。一方、一ノ谷の戦場に近いこの敦盛塚は、敦盛の胴体を葬った胴塚とされています。
宿泊先の三宮に戻りましょう。まず16時55分発の普通電車。
隣の山陽須磨駅止まり。須磨で特急大阪梅田行きに乗り換えとなります。(特急といっても三宮までは各駅に停車します)
1駅間だけ乗った普通電車は、山陽電鉄3050系(同社で長く使われている3000系とほぼ同形ですが、登場当初から冷房装置つきでした)。
私が乗ったのは1983年製の5次車。アルミ製です。ごく最近まで赤いラインが引かれただけで無塗装でしたが、リニューアルが行なわれた際、車体全体がグレーに塗装されました。
特急は阪神1000系。11月30日から運行を始めたばかりの、大阪・関西万博ミャクミャクラッピング車でした。
大阪メトロ同様、このラッピング車も1編成しかないみたいです。ミャクミャクの目玉が飛び散ってます。
17時20分、神戸三宮駅に着きました。
休憩できそうな喫茶店を探して、三宮をうろつきます。
幸い、JR西日本の三ノ宮駅にありました。(エスタシオンカフェ三ノ宮)
フルーツ粒入りチーズケーキ(デリスカッサータ)がうまい。写真撮っとけば良かったです。
晩ごはんはホテルの近くにあった丼丼亭でカツ丼。
昨日は晩ごはんを求めて歩き回って疲れて、結局コンビニ弁当になったのですが、ホテルの近くにちゃんと満足できるお店があったんですね。
※丼丼亭は、うどんの杵屋の系列だそうです。
この文章を書くにあたって調べてたら、杵屋が水間鉄道の親会社であることを知り、驚きました。
ホテルに戻ってテレビをつけたら、M-1グランプリやってました。そういや今日でした。忘れてました。
最終決戦だけ見ることができました。
後から考えると、さや香さんの1本目のネタを見そびれたのが残念。
(続く)
※『脱出ゲーム 香川県からの脱出』のヒット祈願で、ゲームの登場人物ゆかりの地を巡る旅は、以前にも何度か行なっています。よろしければこちらも御覧下さい。
JR大津駅 瀬田の唐橋 建部大社(日本武尊) 建部大社、琵琶湖線 大阪駅となんば駅 南海・浜寺公園駅 阪堺・浜寺駅前駅と浜寺公園 夜の浜寺公園と堺市
JR阪和線・東羽衣支線 大鳥大社(前編)(日本武尊) 大鳥大社(後編) 仁徳天皇陵 堺シャトルバスなど 阪神なんば線 阪神本線、神戸三宮
(※関西・岡山ダイジェスト) 大津・建部大社と堺・大鳥大社(日本武尊)、神戸・須磨寺(尾崎放哉) 岡山・吉備津神社と吉備津彦神社(桃太郎) 安倍晴明神社と、あべのハルカス、道頓堀、特急ひのとり
池上駅 池上本門寺(日蓮) 矢口渡駅、蒲田の屋上観覧車 武蔵新田駅から新田神社(1)(新田義興、平賀源内) 新田神社(2) 新田神社(3)
東急&相鉄新横浜線&相鉄・JR直通線 緑園都市駅&ゆめが丘駅 藤沢本町(源義経) 辻堂駅・テラスモール湘南(前編) テラスモール湘南(後編) 片瀬江ノ島駅
多磨霊園(前編) 多磨霊園(後編)(大平正芳、大川博、菊池寛) 虎ノ門の金刀比羅宮 神田明神・将門塚(平将門) 東寺(空海) 白峯神宮(前編)(崇徳天皇) 白峯神宮(後編)(崇徳天皇) 晴明神社(安倍晴明) 北野天満宮(菅原道真)
俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』(小学館)の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書いてます。
※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。
- ルポ ゲーム条例 なぜゲームが狙われるのかAmazon(アマゾン)KSB瀬戸内海放送・山下洋平記者の著書。河出書房新社。Kindle版
- ルポ ゲーム条例;なぜゲームが狙われるのかAmazon(アマゾン)KSB瀬戸内海放送・山下洋平記者の著書。河出書房新社。単行本