こんにちは。
9月になっても暑過ぎる日が続いて仕事以外は何もやる気になれず、ブログ活動の方はちょっとお休みをしていました。ここにきてやっと過ごしやすい日も出てきたようなので、また記事を書いてみようかなと…。
今回は模型ネタです。
発売(再生産)から時間が経ってしまったので、今さら感がアリアリという感じかも知れませんが…、うちの鉄道にもKATOのセキ3000(石炭積載)10両セットとヨ3500が入線していますので、遅ればせながら入線報告をさせていただきたいと思います。以前に発売された時は予算の関係でスルーしてしまいましたが、今回は念願叶ってゲットと相成りました。いつも通りの素晴らしい製品だと思います。なお、各車ともカプラーをアーノルドから別売の車間短縮ナックルカプラー(ボギー貨車用)に取り換えてあります。
まずは各車のサイドから。と言いましても…車番以外はすべて同じなのですが、好きな車輛はこの番号違いを集めたくなるものなのですよね。
セキ3820+セキ4019
セキ4461+セキ4472
セキ4758+セキ4843
セキ4899+セキ4975
セキ5004+セキ5076
やはり外観は「最高速度65km/h以下を表す黄帯」と「北海道内での運用を表す道外禁止」の表記が目を引きますよね。これらは43-10のダイヤ改正から入れられたようです。また、形式の記号はロセキ(ロは小文字で上付き)という表記になっています。このロは特殊標記符号の一つで、こちらも最高速度65km/h以下の貨車を表しています。
そしてもう少しだけ実車の話をしますと…、セキ3000は空車時と石炭積載時で最高速度が異なり、空車時が65km/h、積載時が55km/hだったようです。この理由は、積荷である石炭は石灰石などに比べて軽いため、たくさん積むことが出来るのでその分高く積み上がり、結果として重心の位置が上がって脱線しやすくなるからなのだそうです。とは言え、この55km/hの速度制限は運用上ネックになりダイヤに悪影響を及ぼすことにもなりかねません。このため、積載時も65km/hで走行できるように台車の枕バネを柔らかくしたものが登場します。それがセキ6000で、S45年までに1509輌が改造されています。
妻面から…
左:ホッパー扉開閉ハンドル側 右:ブレーキハンドル側
ハンドル小がホッパー扉の開閉用、ハンドル大がブレーキ用です。ハンドルは元々は妻板の上部にありましたが、S43年の函館本線交流電化に伴い、架線下での感電事故防止対策として取り付け位置を写真のように妻面まで下げています。なお、模型ではハンドルは付属パーツになっており、ユーザー取付けとなります。ハンドル小と大で軸の穴径が異なるので、差し込める方に取り付ければOKです。
銘板の有無…
ブレーキハンドル側(銘板あり) ホッパー扉開閉ハンドル側(銘板なし)
左写真の〇で囲ったところには楕円形の銘板がモールドされています。右写真には銘板はありません。
下から見ると…
こんな感じ…。左側がブレーキハンドル側です。
そして今回、カプラーにコレを使ってみました…
車間短縮ナックルカプラー(ボギー貨車用)と2軸貨車用ナックルカプラーセット
私のカプラー交換方法…
このタイプの台車を外すときって「バキッと」壊しそうで、結構怖いんですよね(笑)。なので、台車は外さずにカプラー交換をしました。手順は…写真の様にカプラー側の車輪だけ外します。そしてアーノルドカプラーを外します。(縦に捻れば結構簡単に外れます)このときバネはポケットに残しておき、写真の様に先端だけ引き出して引っかけます。この状態でナックルカプラーを(外す時と逆の要領で…)取り付けます。最後にバネを元の位置に戻して完了です。 まぁこれでも両数が多いので、それなりに面倒な作業にはなります…。(試す場合は自己責任でお願いします)
連結状態の比較…
手前:車間短縮ナックルカプラー、中:KATOカプラーN、奥:アーノルドカプラー
車間に結構違いが出ますね。個人的にはかなり自己満足しています。
別の角度から…
左:車間短縮ナックルカプラー、中:KATOカプラーN、右:アーノルドカプラー
うん、いい感じ…。
さて、冒頭で車番違いを集めたくなる旨のことを書きましたが、自分が所有しているKATOのセキ3000の他のナンバーを以下に載せておきます。
セキ3763+セキ3796
コレは初回ロットの時に購入したもので、銀色車輪かつ積荷無しという仕様でした。うちには2輌×7セットが在籍しています。一部の車輛は現行製品に合わせようと思い、数年前に車輪をホビセンのスポーク車輪に変更して、積載用石炭も載せてみました。今のところカプラーはKATOカプラーNのままですが、いつか車間短縮ナックルカプラーに換装しようと考えています。
セキ3513+セキ5035
コレは黒色車輪で積荷無しという仕様のものです。市場で見かけなくなってきた頃に購入した車輛です。こちらにはホビセンの積載用石炭を載せてあります。黒色車輪の色の濃さはコレくらいが個人的に好みで、今回の10輌セットのは車輪の色が幾分薄い様に感じます。
セキ3674+セキ4521
コレは現行品の品番8028-1で、前回ロットのものです。黒色車輪で石炭積載という仕様です。黒色車輪はコレも好みの濃さです。
うちに所属するKATO製セキ3000の車番はこれで全部です。ひょっとしたらコレ等以外にも車番があるかも知れません。ご存じの方はご教示頂ければ嬉しく思います。
次に、ヨ3500(北海道タイプ)について…
左:ヨ5000、右:ヨ3500北海道タイプ
そっくりさんの並び。でも…上から見る機会の多いNゲージ、ヨ3500のかさ上げされた屋根上の煙突が良いアクセントになっていると思います。
側面を見てみましょう…
ヨ3500北海道タイプ 右がブレーキハンドル側
やはり、煙突がいいですね。窓枠はヨ5000と同様に木製のものを再現している様です。信越タイプはアルミサッシでしたね。
ヨ3500北海道タイプ
板バネの両端が1段式のリンク(バネ釣りが1つ)で支えられています。〇で囲ったところになりますが、下のヨ5000の写真と見比べて頂ければ形状の違いが確認できるかと思います。(小さくて見難いですよね…すみません) これだけ細かい所は、走らせていたらほぼ分からないと思いますが、こういう違いがファンとしては嬉しいのですよね。なお、北海道のヨ3500は貨物列車の速度が遅かったためか、2段リンク式に改造されずに北海道内封じ込めでそのまま使われたようです。
ヨ5000
これはヨ3500の走り装置を2段リンク式に改造したタイプです。13500番以降なので後期改造車になります。〇で囲ったところを見て頂くと、板バネの両端が2段式のリンク(2つのバネ釣りを繋いで構成されている)で支えられています。(こちらも小さくて見難いですよね…重ね重ねすみません) 1段リンク式に比べて車軸の動きが良いようで、脱線に対する抗力も上がり、最高速度が10km/hアップしています。
妻面から…
左:ヨ3500北海道タイプ、右:ヨ5000
ブレーキハンドル側の様子。ヨ3500の方が幾らかツヤ消し気味な感じですかね。どちらも石炭ストーブ搭載仕様ということで、テールライト上に白い眉毛のような石油ストーブ識別帯はありません。カプラーは2軸貨車用ナックルカプラーに取り換えてあります。
反対側も…
左:ヨ3500北海道タイプ、右:ヨ5000
こちらはブレーキハンドルの無い側。妻面には特に違いは無さそうです。どちらもシンプルでいい顔していると思います。
終わりに…
うちのセキ3000たち、気が付くと28輌という大所帯になっていました。レイアウトの有効長の関係もあり通常は14~16輌編成くらいで、D51北海道形やDD51500中期耐寒形のお供として運用させています。ヤードに並べておくだけでもイイ感じです。
過去にこんな記事も書いています。宜しかったら、お立ち寄り下さい…。
今回は以上です。
本日もご覧いただきまして、ありがとうございました。