第8回
探索日 2024.06.01
公開日 2024.09.18
所在地 青森県五所川原市
中里の資料
2024/6/1 10:40
前回津軽中里駅までやってきたが、付近に遺構は残っていなかった。
そこで、中里にある資料について紹介していく。
現在地は中泊博物館である。
ここにはなんと・・・
2台目の機関車が展示されている。
しかもこちらは金木よりも保存状態がよく、補修工事等を受けて新品さながらである。
レールを伸ばせばそのまま走り出すのではないかと頭の中で想像してみる。
この機関車は前回の金木の気動車(酒井製作所製)と同時期に使われた協三工業製のものである。
説明文は金木で記載されていたものと類似したものであったため、説明は省略する。
写真を載せておくのでそちらを確認してほしい。
そしてこの機関車の金木との一番の違いは中に入れるところだろう。
このように運転台に入る事ができるのだ。
金木では窓ガラスから覗くことはできるものの、中に入る事ができるのは私が調べた限りここだけである。
当時の運転手たちはここで日々勤労をしていたのだろう。
正直な感想をいうと、私の身長は165cmなのだがそれでもかなり窮屈だった。
足元がレバーでほぼスペースがないのと、天井も低いためそもそもの乗り降りがかなり大変である。
レバーもかなり複雑そうであり、機械音痴の私には到底運転できそうにない笑
そしてこれが前方の車窓からの景色である。
車体前方がエンジンで固められ、下は1ミリも見えない。
それでも蒸気機関車よりは見わたしはいいのだろうが…
そしてこれがこの機関車よりも前に使われていた蒸気機関車である。
これの方が前みえないや(笑)
そんなことはさておき、この中泊博物館には、今回紹介した資料の他、様々な資料や津軽鉄道の歴史ブース、戦国時代の中泊など、幅広い資料が展示されているためぜひ一度行ってみてほしい。
そして私が体験した機関車の狭さをご体感あれ!
第一次探索終了、そして始まりへ
11:23
ここは私が今回の探索で最後に立ち寄った場所である。
津軽鉄道大沢内駅の西側には津軽森林鉄道の乗降駅があったとされる。
以下、ザ・森林鉄道・軌道in青森様からの引用である。
津軽森林鉄道は、戦後、地域の足として利用されていた時期があった。
津軽鉄道大沢内駅は、津軽森林鉄道との乗り換え駅だった。
https://thesinrintetudou.sakura.ne.jp/tugarusinnrinn9/tugarusinnrinn9.html
ぜひこちらのサイトもご覧ください
なんと、津軽森林鉄道は人員輸送も担っていたとのこと!!
そしてこの大沢内駅が津軽鉄道との乗換駅になっていたらしい。
そして上の写真がその想定地である。
この一本道になっている砂利道こそが津軽林鉄の軌道跡である。
隣の川は廃線後に作られた農業用の物であり、当時は存在していなかったはず。
今では橋を跨がなければいけないものの、当時は簡単に行き来できたはずだ。
写真には映っていないものの、川をまたいですぐが大沢内駅である。
残念ながらその遺構は見つからなかった。
この時点で今回の探索は終了である。
次回予告
この写真は中泊博物館での一枚である。
ここに記載されている「六郎隧道」(正式名称は六郎越隧道)。
第二次探索は第一次探索よりも濃厚な探索となるのであった。
乞うご期待!!
第二次探索へ
ちょっとだけ!もりひろの宣伝。
JR五能線には幻の駅があったことをご存知だろうか。たった数年で勤めを終えた駅には一体何があるのだろうか?
初のミニレポシリーズである。