これは、今日の帰宅途中での出来事である。
私はとある駅から、京成線の快速電車に乗った。そしてその列車が16時10分に京成津田沼駅に着き、ドアが開くと会社員と思われる男性が、通話をしながら車内に入ってきた。そして、私の真後ろに立った。
すぐに通話を止めるだろうと思っていたが、それは大間違い。電車が動き出してもその男は通話を止める気配がない。会話の内容的に仕事関連の電話だったと思う。後述するが、私は電車の中で仕事をしている人を見るのが嫌いなので、とても辛かった。
京成津田沼駅を出てからおよそ3分、列車は船橋競馬場駅に到着し、ドアが開いた。すると、車掌が客室内に入った。車掌さんは「車内での通話はおやめください」と2回繰り返した。というのも男が1回目の注意をフルシカトしたからだ。そして、ふと後ろを見るとそこに男の姿はなかった。常習犯なのだろうか、一瞬で車外に逃げてしまった。仕事中なのに電車を降りてしまって大丈夫だろうか。3分後に普通列車が来るとはいえ、京成線で都内に出る場合は10分後の快速を利用することになるのに。というか降りても大丈夫なら、通話が終わってから電車に乗れば良かったのに!!
車掌さんの勇気ある行動に心から拍手を送りたい。車内マナーというのはとても簡単で、普通に生きていれば何の抵抗もないはずだ。それすら守れない人に注意をするのは、反撃されるリスクが高く、非常に勇気の要ることなのだ。
ところで先ほど、電車の中で仕事をしている人を見るのが辛いと述べた。その理由を説明して締めくくろうと思う。私は精神障害を持っており、心療内科に通っている。医師からは社交不安障害と診断されたが、他にも何か持っていると思う。何しろ喋るのが苦手であるから、担当医に私の100%を話せた試しがない。
電車の中でパソコンをいじっている人を見るだけで、この人はブラック企業の社員だと決めつけてしまう病気である。電車の中ですらリラックスできない会社だなんてそんな余計なこと考えなければ良いのに、常日頃から色々と考えてしまい、時には飯を拒絶し、時には夜更かしをしてしまうのだ。とても辛い。
最近の新幹線ではみんなパソコンを広げている。元々好きではないが、新幹線なんか二度と乗れないと思う。まあ私もこの記事をパソコンで作成しているから、いま家族が見ている私というのは、私が新幹線内で見ているビジネスパーソンさながらなのだろう。
電車を見ると何故かリラックスできる。