ガイドウェイバス志段味線乗りつぶし | 乗りつぶしに行ってきた!

乗りつぶしに行ってきた!

乗り鉄好きが書く乗車記が"一応"メインです。
JR全線完乗が目標!(現在は99%乗車済)

2024年1月1日(月・祝)

11時30分 大曽根駅

 

 

名古屋市の大曽根から小幡緑地までを結ぶガイドウェイバス志段味線

路線距離は6.5kmで全線複線で高架化されています。

 

JR中央本線大曽根の改札を出て1分ほどで志段味線の乗り場に着くことができ、ゆとりーとラインという愛称の方がメジャーで志段味線で呼ぶ人はそうそういないんじゃないかと思います。

地図で確認するとJR中央本線名鉄瀬戸線の間に南北に敷かれていて、主要道路が渋滞を引き起こしていたことから専用軌道を敷設して2001年に開業した比較的新しい路線です。

 

改札へ通ずる階段を登って、

 

 

昔懐かしい有人改札の柵を通過して、

 

 
さらに階段を登ってホームに到着。
 

 

1分ほど待っていると、対面にある降車用ホームに1台のバス(よく街中で見かける路線バスが)が勢いよく入ってきて、

乗客を降ろしたのち、その先にあるロータリーのような広場の所定の位置で停車。

 

 

しばらくすると、乗車用ホームに向かって入線し、乗客を乗せた後に出発していきました。

見た目は完全に路線バスでこれが鉄道なのか…?と驚いたものですが、これもれっきとした鉄道のうちの一つにあたり、

名古屋ガイドウェイバスという鉄道会社が運行していて、ガイドウェイ=案内軌条式軌道をさして、地面をよく見ると、両側に短い柵が敷かれていて、

 

 

車両にもフロントタイヤとリアタイヤのすぐそばに柵に合うように地面と並行に小さいタイヤ(案内軸)が付けられていて、

柵に案内軸をあてはめれば、ガイドウェイ区間ではハンドル操作は不要となります。

 

 

大曽根12時10分→小幡緑地12時23分

 

大曽根を出発して早速、右にカーブするわけですが、ガイドを受けているためほとんど減速せずに曲がっていきます。

 

 
大曽根に向かう車両と高速ですれ違って、
 

 
2分ほどでナゴヤドーム前矢田に到着。
 

 

東にまっすぐ進んでわずか1分で砂田橋に到着。

 

 

大曽根から砂田橋までは名古屋市営地下鉄名城線の線路の真上を通るわけですが、

砂田橋を出発すると左にカーブしていき、引き続き真っ直ぐ進む名城線と分かれていきます。

といっても高架と地下なのでお互いの姿を見ることはありませんが…

 

愛知県道30号線の上を通り、矢田川に架かる宮前橋を渡り

 

 
名鉄瀬戸線をオーバーパスして2分ほどで守山に到着。
 

 
引き続き北上して1分ほどで金屋に到着。
 

 
さらに北上して2分ほどで川宮に到着。
 

 

進路を東よりに変えて2分ほどで川村に到着。
 

 

川村を出発すると左に曲がる愛知県道30号線と別れて右側から合流する愛知県道202号線の上を通って行きます。

名古屋第二環状自動車道(名二環)をオーバーパスするわけですが、急勾配を駆け上がっていきます。

 

 

1分ほどで白沢渓谷に到着してから、

 

 

2分ほどで小幡緑地に到着。

 

 

専用軌道区間は小幡緑地で終了となり、志段味線の乗りつぶしは完了となります。

それでもバスは小幡緑地から先も続いていて、高架区間から一般道区間へと入っていきます。

小幡緑地を出発すると坂を降り、

 

 
閉じられた遮断機の前で一旦停車します。
 

 
目の前に立つ本店の中にある(であろう)運転司令室の確認が済むと、遮断機は開かれて

 

 
ロータリーをぐるっと回ると、一般道(愛知県道15号線)と合流して
 

 
最初の停留所でもある龍泉寺口で下車。
 

 
遮断機が開閉される区間はモードインターチェンジと呼ばれ、龍泉寺口停留所から歩いて戻るとモードインターチェンジ区間に入ってきた車両を見ることができて、タイヤの横についていた案内軸はしまわれていて、坂を登って専用軌道区間に入る手前の遮断機通過する前に案内軸を出しているところを見ることができました。
 

 

全国に様々な鉄道が存在するわけですが、ガイドウェイバスシステムを導入しているのは志段味線だけであって、専用軌道区間では高架区間であるため交差点や踏切がないので、通勤・通学のラッシュ時でも遅延が発生しにくいメリットがあって、守山区の志段味地区に在住する方の生活に溶け込んでいるように思いました。

また、この日のように冬場の晴れた中だと遠くに山々もよく見えて、川村白沢渓谷の急勾配を駆け抜けていくところはジェットコースターに乗っているような気分を味わえて、一見の立場でも存分に楽しめる路線でした。