今日はピンチヒッターで夜勤に登板中の踏切の番人です!今回は久しぶりに鉄道模型ネタから離れて、ある鉄道車両について思い出を綴らせていただきます!
本題の車両は9月7日に中央線快速から引退した209系1000番台です!

営業運転から離脱していますが、9月14日・15日に拝島で2本並べて撮影会をやるみたい(15,000円 / 完売済み)ですね。送り込み回送でトラブルが起きない事を願うばかり・・・
地元西武鉄道では間もなく「DORAEMON-GO」の運行が終了、上毛電鉄716編成廃車やJR西日本681系元スノラビ編成全廃など色んな話題がありますが・・・中央線でピンチヒッターを務めた209系1000番台は、個人的に身近な存在だったので運転終了はショックでした。
北越急行のスノーラビットはまともな写真を撮ることなく終わってしまったなぁ・・・
9月4日に鹿児島本線で踏切事故を起こしたEF81-303号機の動向も気になるところ。早朝の暗い時間に慌てて撮影した汚写真しかないのでリベンジしたいんだが。(来年も九州に行く気マンマン)

前置き長くなりましたが本題に入りましょう。

ちなみに本題の車両は鉄道模型のモデルにもなっています♪

TOMIXから製品化されていますが高いし、中央線まで手を出すと色々買わざるを得なくなるので買う予定はありません。

一般的には地味な存在ですが、私にとっては同じ車両(E233系)で統一された中央線で光り輝くダイヤ(大袈裟かもしれんが)みたいな存在でした。
中央線特急からE351系や189系が相次いで引退した翌年、209系1000番台2本を常磐緩行線から転用、往年の名車が消え味気なくなった中央線に明るい光を灯してくれたのです(私にとって)
そんな209系1000番台が、中央線快速の一部区間で9月8日から運用開始した「TASC」(定位置停車支援装置)に対応していない事を理由に運用離脱しました。これも廃車になるんかな。

2018年10月13日の「さよなら運転」をもって常磐緩行線から撤退し中央線向けに転用改造された209系1000番台、2019年3月ダイヤ改正から中央線快速グリーン車導入で改造工事を行う既存車両の穴埋めをするため約5年半活躍してきました。 
2024年度末以降に運用開始予定の中央線快速グリーン車専用車両は製造完了、グリーン車新造のほか既存車両へのトイレ設置などの改造工事を進めてきました。
10月13日からグリーン車を連結した車両の運行が開始、グリーン車のサービスが開始するまではグリーン料金不要で利用できるみたいですね。休日は鉄ヲタで埋まるのかな・・・

今まで撮り溜めていた写真と共に彼らの勇姿を振り返ってみましょう。

【209系1000番台ヒストリー】
1999年12月4日に常磐緩行線で営業運転を開始した209系1000番台は10両編成2本を製造、 中央線に転用されるまで取手駅~代々木上原駅間で活躍していました。(2010年1月2日 / 代々木上原駅にて)
常磐緩行線で2009年9月にデビューしたE233系2000番台の投入が2017年3月に完了、その後も209系1000番台は活躍していましたが、中央線快速でのグリーン車導入による予備車として転用されるのでは?という噂がチラホラと・・・
2018年9月19日から209系1000番台に引退記念ヘッドマークを掲出(2018年9月25日 / 綾瀬駅にて※下写真も同じ)
エメラルドグリーンの帯を纏う209系1000番台 が見納めに・・・住み慣れた松戸車両センターを去る日が間近となりました。
2018年10月13日をもって常磐緩行線での運転を終了、大宮工場で転用改造工事を行い新天地となる豊田車両センターへ。
中央線快速で行われた試運転の様子、転用改造され顔や側面は綺麗になったが屋根上の汚れがやたら目立つ(2019年1月28日 / 国立~西国分寺にて)

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車内は常磐緩行線時代と変わらぬ内装、帯の貼り替えや行き先表示のROM変更、ATC撤去→ATS-P設置、前面非常用扉閉鎖以外は特に大きな改造は行われなかったらしい。自動放送が無い車両だったので業務用タブレットを使用して放送する車掌さんが現れました。一度だけその音声を生で聞きましたが、めっちゃ違和感が・・・(写真は常磐緩行線時代の車内)

御茶ノ水駅を発車し東京駅へ向かう209系1000番台(2020年10月19日 / 御茶ノ水駅付近にて)
雨の日も雪の日も新製から変わらぬGTO-  VVVFサウンドを轟かせながら東京のど真ん中を駆け抜けました。(2024年2月6日 / 水道橋駅付近)
東中野駅~中野駅間を走る209系1000番台、桜の名所を5年半駆け抜けました。中野の桜を愛でる事はもう無いのだろうか・・・(2021年10月25日 / 東中野~中野)

太宰治が愛した跨線橋「三鷹人道跨線橋」から209系1000番台を撮影(2021年9月27日 / 吉祥寺~三鷹)

国分寺駅に入線する209系1000番台、中央特快の表示が誇らしげだ(2020年6月29日 / 国分寺駅にて)
浅川橋梁を渡る209系1000番台、橋を渡る209系1000番台を見ると多摩川橋梁で騒ぎを起こした撮り鉄の鬼畜ぶりを思い出す。(2022年11月28日 / 豊田~八王子にて)
沿線の田畑を荒らしたり線路内に立ち入って列車を止めるなど、撮り鉄が引き起こすトラブルが酷すぎるので模型鉄に走ってしまった経緯が・・・ 列車にカメラを向ける機会が極端に減りましたね。
八王子の病院へ通院するため月に1回は利用する中央線、去年の年末と今年1月に連続で209系に乗車できてラッキーだったと喜んでいた当時が懐かしい(2023年12月18日 / 八王子駅にて)
189系が引退してつまらなくなった中央線に、間髪入れず颯爽と登場した209系1000番台、乗る楽しみ撮る楽しみ、そして出会えた時の喜びを与えてくれる有り難い存在でした。

ピンチヒッターとしての役目を終え、今後の動向が気になりますが廃車になる可能性が高そうですね。中央線で乗れなくなるのが残念だ。
209系1000番台が間もなく引退というのは分かっていましたが、害悪撮り鉄が増えると思い最近は撮影していません。仕事や鉄道模型趣味でバタバタしていたけど、本当は最後の勇姿を見たかったですね。
常磐緩行線中央線快速での長きに渡る運用お疲れ様でした!今までありがとう! 


 今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。