この時間は、岐阜県の駅をぐるりします。
本日は最終回、長良川鉄道の郡上大和駅をご紹介します。
写真は,平成10〜20年代撮影のものが多くあります。現在の状況とは変わっていることがありますので、参考にする際はご注意ください。
また、当ブログをご利用される際は、必ずこちらの記事「免責事項について」をお読みの上、ご覧くださいね。
では,最後までごゆっくり!
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岐阜の駅をぐるり、本日が最終回となります。
最後にご紹介する駅は、こちらの木造駅舎が残る、長良川鉄道の郡上大和駅です。

駅舎が左側が喫茶店として利用されていますが、業務委託駅というわけではありません。
郡上大和駅は昭和7年開業、翌年に美濃白鳥駅へ延伸されるまでは終着駅でした。
駅前です。

郡上大和駅は国鉄当時は美濃弥富駅という名称でした。
駅前は駅名の由来となった開業当時の弥富村の中心地だったのでしょう。
駅前を進み振り返って駅舎を見たところ。

木造駅舎がある風景は、このような駅前の奥から見ると、さらに駅の存在感を感じることができます。
駅舎の財産標です。

開業当時の駅舎なのでしょう。
ただ、微妙にずれていて、開業月より2ヶ月遅れの財産登録になっています。
では駅舎に入ってみます。
無人駅ですが、昔ながらの出札窓口の跡が残っています。

この向こうは喫茶店のスペースで、朝早かったですが、お客さんがいました。
地元の常連さんなのかもしれませんね。
待合スペースです。

ベンチは木製の作り付け、三和土が残っていて夏は足元がひんやりしてそうです。
外壁の庇下、漆喰ですねえ、このあたりはかなり開業当時の面影を残しているような気がします。

また、出札カウンター下の細工も凝っています。

当時の流行だったのでしょうか?
改札を出て構内に入ってみましょう。

交換可能駅で、対面ホームとは地表連絡となっています。
対面ホームから駅舎を見てみました。

構内、北濃方面です。

ホームは千鳥配置になっています。
こちらは美濃太田方面。

対面ホームのベンチは、木製ではありません。

ウィキ先生によると3セク化後に交換可能駅となったとありますので、その頃、この待合室が設置されたのでしょうか?
ただ、このホーム自体は、上の改札から見た写真を見る限り、かなり古くからあったようなので、交換設備を復活させたのかもしれませんね。
駅名標です。

ロゴ付き、駅ナンバリングなしの古いタイプのものがありました。
所在地表示は、「郡」を「市」に変えるだけで対応できたんですね。
なかなかエコな平成の大合併で誕生した市のようです。
岐阜の駅をぐるり、今回は、当駅が終点です。
次回はどこの都道府県に行くか、この記事を打っている段階では決めていません。
これまで紹介駅が少ない場所にしようとは思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(令和3年10月訪問)
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