頭文字が2から始まる電車と言えば、国鉄時代に中央線で長く働いた201系が思い起こされます。
では通勤形電車ではなく近郊形電車でとなると、211系が115系の後継車種としてデビューし、東京口ではグリーン車を連結して堂々たる運用でした。
201系の後継車種は203系・205系と順当に209系まで連なったものの、211系の後継車種は続番とならなかったグループになってしまいました。
車種の213系はそのスタイルこそ211系の後継車ですが、実際には117系・115系3000番台の後継車種で、乗降扉が前後2ヵ所しかありません。



この2扉車という存在、かつて日本全国を駆け抜けた急行形車両をベースに、優等列車ではない運用に就くために生まれてきた型式です。
デッキが無い分、直接客室を出入りできるものの、扉が前後2ヵ所しかないため、居住スペースとしては快適な車両です。
が、混雑してくると、車両中央付近に乗っている旅客は、扉までたどり着くのに苦労することとなり、それ故に旅客は奥へ入ろうとせず、扉付近に固まると言った現象が発生します。
そうすると乗降に時間がかかり、停車時間が伸びる分、列車が遅れを発生させる根本原因となってしまいます。



213系の続番形式に215系がJR東日本へいましたが、2扉な上に2階建ての普通列車だったことから、尚更顕著に負のスパイラルが発生していました。
215系は185系15両組成分の人数を、わずか10両で運んでしまい、利用客としても快適性は抜群でしたが、乗降には極端に利用し辛い車両でもありました。
それ故に運用も使い勝手が悪く、デビューは211系や213系よりも後にもかかわらず、既に廃形式となってしまっています。
ところでその215系という形式ですが、実はJR東日本の215系が名乗るのではなく、JR西日本の新型車両が名乗る予定だったのを、ご存知でしょうか。


1980年代に関西圏で一世風靡した新快速は、117系でその人気を不動の物としていましたが、その需要から運行エリアが拡大の一途を辿っていました。
停車駅も増える傾向にあって、しかしダイヤは寝かさず所要時間を変えない姿勢から、後継車種は3扉車となりました。
民鉄との競合が激しい関西圏において、新快速の新型車両には社運がかかっており、3扉にもかかわらず座席間隔が2扉の117系と同じ910mmなのに、中間車両の座席定員は同数。
驚異的な設計と言うよりも、ほとんど奇跡もしくは魔法と呼んで構わない、JR西日本の本気が詰め込まれた電車でした。



それ故にJR西日本が初めて設計・製造した新型車両は「末尾を1から始めたい」ということで、215系とならずに221系と名づけられました。
221系のその脅威の設計は、広島を皮切りに今は岡山へ新製増備中の227系へも引き継がれ、3扉なのにゆったり座れる快適な居住空間を、今も保持し提供し続けています。
と、227系 Urara との並びなんて1枚しかないのに、国鉄色の381系や213系トップナンバーのことを、放っといて延々と語ってしまいましたわ。
途中で5000系マリンライナーも発車して行ったので、その写真も間に挿し込んでいるのに、全く触れていません(笑)
381系 国鉄特急色も、解体が着々と進んでいますよねぇ~•••••••。
来年は昭和100年と言うことで、ブログでいろいろ語ろうかな?と、今から準備しているのですけど。
三菱を語るに自動車でね、ランサーにするかコルトにするかジープにするかで悩んだのよ。
日本で1番ロングセラーな車種は日産のスカイラインなんですが、コルトは2番目なんですよ。
戦後の自動車史で言うとジープを語るのがセオリーなんでしょうけれど、1970年から続くランサーも名車揃いなもので。

で、頭によぎってここ暫く耳から離れなくなってしまったCMソングなんですが、同世代の諸氏はもうお気づきになられましたね?
ランサー セレステですよ。
松崎しげるチックに、歌い上げるように口ずさわむ ── 。
ではご一緒に•••••••,「セレ~ステェェェェ~っ♪」
ってCMパターンはいくつかあって、YouTubeで探してみたのですが、松崎しげるバージョンだけが•••••••,無かったですわ ── 残念。
-安芸もみじ⛩️広島-