西鉄バス大牟田には、熊本県内を結ぶ路線バスとしまして、最も知られております路線としまして、福岡県大牟田市の隣町でもあります荒尾市へ結ぶ路線が最も知られておりまして、荒尾駅・グリーンランド方面（最後の画像）へ運行されております路線が特に目立っているのではないかと思います。
特に荒尾駅方面に関しましては、複数の経由地を持ちまして運行されております。かつては、後日ご紹介しますが荒尾市に営業所（西鉄バス大牟田荒尾支社）があった事もありまして、熊本ナンバーも一般路線・高速車両それぞれで所属車両が存在しておりましたが、荒尾支社が廃止された事で熊本ナンバーは姿を消しております。
そして、それとともに熊本県内へ運行されておりますのは南関町への路線でありまして、現在は上の画像の中型車両（２３５1・いすゞＰＤＧ－ＬＲ２３４Ｊ２改）をメインに運行されておりまして、途中九州新幹線の新大牟田駅・大牟田テクノパークを経まして運行されておりまして、約１時間おきに運行されておりまして、平日・土曜１４往復、日曜・祝日１３往復で運行されております。
（５５（南関方面）・５５－１（大牟田駅方面））西鉄大牟田営業所～大牟田市立病院～大牟田駅前～通町～長溝町～田隈～吉野～新大牟田駅前～大牟田テクノパーク前～南関～南関町役場
（大牟田駅前南関方面時刻表）～「九州のバス時刻表」より
しかし、それとは別のルートで南関へ運行されておりました系統が存在しておりましたが、この系統は平成３０年１２月末で一部区間で廃止となっておりまして、残念ながら西鉄バス大牟田としましてはこの系統で利用する事はできなくなっております。今回は、珍しい形態でも運行されておりましたその系統に関しまして皆様にご紹介してまいります。
（平成２４年撮影）～この後の路線図画像もです
それが「上官線」でありまして、この区間は・・・
（大牟田営業所方面～）大牟田駅～上官～勝立～庄山～南関
に至る路線となっておりまして、このうち熊本県内（荒尾市・南関町）にあたります庄山～南関間は、上の画像のような大型車（７５０８・日野ＫＣ－ＨＴ２ＭＭＣＡ（現在廃車））ではなく、小型車（三菱ローザ）を使用しまして運行する形となっておりました。尚、庄山バス停に乗り換えます際には、運賃は払わず整理券はそのまま持ったまま乗り換える事になりますし、「nimoca」などのＩＣカードも下車時に通さない形で乗り換える形となっておりました。
（大牟田営業所方面～）大牟田駅～上官～勝立～庄山～南関
に至る路線となっておりまして、このうち熊本県内（荒尾市・南関町）にあたります庄山～南関間は、上の画像のような大型車（７５０８・日野ＫＣ－ＨＴ２ＭＭＣＡ（現在廃車））ではなく、小型車（三菱ローザ）を使用しまして運行する形となっておりました。尚、庄山バス停に乗り換えます際には、運賃は払わず整理券はそのまま持ったまま乗り換える事になりますし、「nimoca」などのＩＣカードも下車時に通さない形で乗り換える形となっておりました。
（庄山～南関間、路線図・運賃表）
（庄山バス停アップ）
このような運行形態でもありましたし、庄山～南関間は小型バスが運行する事もありまして利用者はそれほど多くはなく、かつ利用者も減少の一途へと進んでおりました。
そして、先述のように平成３０年１２月末をもちまして、この系統は残念ながら廃止されました。ただ、大牟田駅方面～庄山間は以下画像の路線図にもありますように現在も残されておりまして運行されておりますし、庄山～南関間に関しましては他社の予約制乗合タクシー（「南関ふれあい号」）での代行に至っておりまして、完全廃止は免れております。
私自身も、残念ながら利用をした事がありませんが、この存在は知っておりましたので今回掲載へと至りましたが、庄山～南関間に廃止まで乗りたかったなと言うのが本音ではあります。それにしても、この時大牟田駅で撮影しました際も、画像のような大型車が使用されている事もありまして、おそらくは途中までは利用者が多い事が伺える訳でもありますが、この後に小型車に変わる事にもなる訳でもありますので、正直同じ路線でありましても複雑な感じにも見える所ではあった事を覚えております。
（前面行先）
（側面行先）
今回は、珍しい形態であったとして、大牟田～南関間「上官線」に存在しておりました乗り換え系統でありました「庄山系統」に関しましてご紹介しましたが、乗り継ぎが必要でありましても実際に存在していた事が伺える所ではあります。正直、どんな形であったかに関しましては利用しておりませんでしたのでわかりかねる部分ではありましたが、１つの便として扱われている事もありまして、この存在は大きかったのかと思ってならない所ではあります。とにかく、廃止・代行機関が運行されるようになりましてからしばらく経過しておりますが、こう言った系統があった事を存じていただければとも思います。
