名鉄5000系(初代)

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ステンレスじゃない方の5000です

クロスポイントのキットから作りました。

名鉄初のカルダン駆動方式を採用しSR車、スーパーロマンスカーと呼ばれた高性能車両群の一番最初の車両です。

ここから特別料金不要の冷房車の5500系、さらに展望席の付いた7000系へと発展し並行路線をサービス面スピード面で長期に渡って圧倒していく訳ですがそれは別のお話…


当時流行りだった正面2枚窓の湘南顔スタイルに航空機技術の応用した軽量車体で全体的に丸みを帯びたデザインとなっています。

しかしこの軽量車体が仇となり冷房化に対応出来ず5200共々早々に名鉄線から姿を消す事になります。

走行機器の一部を流用した電車が生まれたりまさかの方法で5200系を冷房化した系列会社がありますがこれもまた別のお話…


元々は大きな曲面2枚ガラスだった5000系ですが

事故や更新で桟の入った平面ガラスに交換され、原型を維持した車両は殆どいなかったようです…


車齢20年が経過すると老朽化が目立ってきます。

そこで名鉄は更新を開始したのですがモデルにしたこの5001F、なんと岐阜方と豊橋方の2両で窓の形状が違います。

豊橋方は丸々サッシを交換したのに対し、岐阜方は簡易的な施工に留まっています。

当時更新を担っていたのは鳴海工場

2両単位の入場で更新をした際、コストが想定よりかかってしまいやや簡素な更新となったそう。

この中途半端さがなんとも名鉄らしいと感じたのか5001Fをモデルにしました。



床下機器

引退済みなのでネットを漁ってもほとんど床下の様子が分かるものが出てきません。

たまたま私鉄電車のアルバムが見れる所があったので資料と睨めっこしながらそれっぽく並び替えました。

ちなみに元の床下は阪急の2800のものが封入されており全く似てません。



5000を冠する形式たち

左から5500.5200.5000の順です。

後継の5700/5300系も引退してしまい、SR車の遺伝子を継ぐ車も少なくなってしまいましたが

現在の私鉄上位クラスのスピードやハイレベルな設備の礎となった車両達、書籍やネットの世界などで見かけたらたまにでもいいので「こんな車両もいたな」などと思い出してやってください。



…正直5500以外しらんけど(問題発言)


おわり🙃






☆オマケ






また余らせた

持て余した

このブログの本質は鉄道模型なので模型を交えて程々の実車説明と模型のポイントを解説するというのが本来のコンセプト、とというか目指すとこなんですがその辺の構成が納得いくものに仕上がらないんですよねぇ…