何が為の入場?東急5000系5104FがJ-TREC横浜へ!車両更新は期待できるのかを考える


こんにちは!
今回は東急5000系に関する記事を書いていきたいと思います。
昨日~本日にかけて、東急5000系5104FがJ-TREC横浜への入場回送が行われています。東急の車両は3000系や5080系が相鉄直通工事を行っていた際に、J-TREC横浜に入場したことがありましたが、それ以来の入場でしょうか。通常は見られないJ-TRECへの入場の動き、今回の5104Fの入場はどのようなことが期待できるのでしょうか。今回はそのことを考えたいと思います。

東急5000系

考えうる改造理由は?

まずどういった工事が行われることが考えられるのでしょうか。主にCBTC&ATO改造、公表済みのリニューアル工事、機器更新、こういったことが考えうるのかなと思います。
まずはCBTC&ATOについてです。ご存じの通り、2028年度から田園都市線はCBTCが導入されます。そのため、東武・メトロの車両と共に東急の車両でもCBTC改造がスタートしています。またCBTC改造と共にATOの搭載改造も行っています。こういった改造をJ-TRECで行うのではないか?ということです。東急5000系列へのCBTCやATOの改造工事としては、5114Fが恩田工場内の東急テクノにおいて、改造工事行われました。現在は5114Fに続いて、5117Fが入場しています。この入場はスペースの関係なのか、先頭車の2両のみが入場されるといった形になっています。このような形で改造はスタートしています。この改造を恩田工場だけで行うのではなく、J-TRECでも行うための入場なのではないか?ということですね。この可能性も高いのだろうと思います。ただし、気になる点については、恩田工場への入場の場合、先頭車の入場となっていましたが、今回は全車両が入場していることです。J-TRECの入場はJR貨物の力を借りて行う大規模な物で、今回も6両と4両に分けて2回かけて行っています。先頭車だけで改造が済むならば、先頭車だけでも良いのではないか?とも思いますが、今回は全車両が入場しているという点が気になる所です。

続いて公表済のリニューアルが行われるのか?という点です。東急電鉄は車齢20年超えの車両について、今年度からリニューアルを行うことが発表されました。このリニューアルについて、鉄道コムの取材では「外装や内装の張り替え、フリースペースの増備といった更新を予定している」とのことです。この工事をJ-TRECで行うのではないか?ということです。
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恩田や東急テクノはCBTC工事も行われていますし、場所も広くはないですので、内装リニューアルはJ-TRECで行うという可能性はあるのではないかなと思います。5104Fは6ドア車代替の新製車を除くと車齢20年を超えていますので、改造対象になってもおかしくはないのかなとは思います。しかし、これでも一つ不思議に思うのは、3000系を差し置いてリニューアルを行うのか?ということですね。リニューアルが公表されたプレスリリースでは「目黒線所属車両をはじめとした、導入から20年を超える車両を中心にリニューアルを実施」とされており、イメージ画像には3000系が載せられています。このようにまずは3000系からのリニューアルスタートなのか?と思っていました。しかし、それを差し置いて5104Fのリニューアルを行うのか?これが一つ疑問に思う所ですね。



最後に大穴の機器更新です。この可能性は低いのかな…とも思いますが、J-TRECに入場するということですから、可能性はあるのかなと思います。ただし、機器更新については既述のリニューアル工事では一切触れられていないのですね。こういったことを考えると、可能性も無くはないのかな?と思います。
もちろん、これらの工事がそれぞれ行われるだけでなく、複合で行われる可能性もあると思います。CBTCとリニューアルが同時に行わっる可能性もあると思っています。せっかくJ-TRECに入場するならば一度で様々な改造をした方が楽でしょうからね。
現時点では機器更新は可能性は低いのかもしれませんが、それでもすべての可能性を否定できないのだろうと思います。どのような姿で、いつJ-TRECを出場するのか、このことが楽しみですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!