(2024年8月更新)
南千住駅、三河島駅は廃止せよ
常磐快速線は遠距離近郊路線だが、都会の閑散駅である南千住、三河島に停車する。この2駅は常磐線を緩急分離して緩行線が千代田線直通にした際に各駅停車が経由しなくなったことから、仕方なく快速線が停車するようになったが、これは遠距離利用者に対するサービスダウンであり、特急列車の速達化を妨げるなど運行上の流れを悪くする。そもそも中長距離列車が停車するのに全く不適切な近距離閑散駅である南千住、三河島の両駅は、常磐快速線の駅として廃止にすべきである。近くに他路線の駅(南千住:TX、日比谷線の南千住駅、三河島:JRの日暮里駅、京成の新三河島駅)があるので全く問題ない。
「上野東京ライン」は常磐快速線には用いるべきではない
常磐快速線で品川まで運転される列車は「上野東京ライン直通」というように案内されるが、違和感がある。そもそも「上野東京ライン」の定義がはっきりしない。東北本線の上野~東京の区間を指すようにも、この区間を走る宇都宮線・高崎線・東海道線・常磐線の列車の運行系統を指すようにも受け取れる案内をされており、非常に曖昧な概念で利用者を混乱に陥れている。
改善策として、上野東京ラインは宇都宮線・高崎線-東海道線の運行系統だけの呼称にして、常磐快速線系統は単に常磐線あるいは常磐快速線という呼び方にすべきに思える。つまり、上野東京ラインは湘南新宿ライン(宇都宮線・高崎線-東海道線・横須賀線の新宿経由の運行系統の名称)の対概念とすべきであろう。(※池袋~武蔵小杉で湘南新宿ラインと路線を共有する埼京線を湘南新宿ラインと呼ばないのだから、同様に、上野~品川で上野東京ラインと路線を共有する常磐線も上野東京ラインと呼ぶべきではないのである。)車両も、宇都宮線・高崎線・東海道線が湘南色のE231系及びE233系、常磐快速線がエメラルドグリーンのE231系とブルーのE531系で全く違うから、前者を「上野東京ライン」、後者を「常磐快速線」と完全に運行系統名称を分けた方が利用者にとってわかりやすい。
さらに、車内のJR首都圏路線図も、上野東京ラインをわざわざ紫で線一本増やして書かれているが、無駄でわかりにくい。上野東京ラインは、宇都宮線・高崎線・東海道線のオレンジ線を上野~東京間で単純に繋げるだけで良い。常磐線については快速の緑色、中電の青色の線をそれぞれ品川まで延ばして描くだけで良いだろう。
成田エクスプレスを成田線経由で走らせよ
成田エクスプレスを各方面から運転せよと書いたが、成田線にも走らせるべきである。というのも埼玉方面から成田空港へは武蔵野線、成田線経由が最短だからである。具体的には関東空港発-成田空港行きを毎時 1本成田線経由で走らせるべきである。
成田線我孫子支線は「我孫子線」に改名すべき
常磐快速線の支線的な位置づけである成田線の我孫子~成田(我孫子支線)の他に、実は佐倉~松岸のほうも「成田線」とされる。こちらは運行系統が全く別で、総武線直通が多数運行されており、路線名は同じだが実質的には全く別の路線である。そもそも一直線になっていない路線を一つにまとめて同じ名称をつけること自体がおかしいのである。このような路線範囲を完全に無視した名称は利用者の混乱を招くだけだから今すぐ改正すべきであろう。佐倉~松岸を「成田線」とし、我孫子~成田を「我孫子線」に改名すべきである。
E531系中距離電車は上野口を全て15両編成に
常磐快速線は取手以北に直通する交直流型E531系(中距離電車)と、取手以南に限定される直流型E231系(近距離電車)の2種類の車種がある。両車種とも、10両基本編成(E531系のみ基本編成内にグリーン車2両を連結)と5両付属編成があり、上野口の運用としては10両基本編成+5両付属編成を連結した15両編成の運用がメインだが、たまに10両基本編成のみの運用がある。運行が取手以南に限られるE231系近距離電車の場合は10両でもさして問題はないが、取手以北から直通してくるE531系中距離電車は10両では混雑が激しくなる(しかもE531系中距離電車はグリーン車2両も挟むため基本編成の普通車は実質8両しかないため、尚更混雑する)。このような混雑は利用者に対して大きなサービスダウンであり、絶対に看過できない。上野口において、E531系中距離電車は全列車15両(基本編成10両(グリーン車2両込み)+付属編成5両)にすべきであり、10両の運用は皆無にすべきであろう。
土浦分断はややこしいだけ 土浦で付属編成5両を切り離すようにすべき
最近は、日中においては土浦で系統分離し、土浦~勝田はE531系付属編成5両での運行となったが、土浦駅のホームの配線上、本線上の折返しが生じるため、停車時間を長く取れず、乗換え時間に苦労するなど、色々と制約が多い。そもそもグリーン車を連結した10両基本編成が土浦止まりでは、グリーン車の効果は半減である。やはりグリーン車付き10両基本編成は勝田まで直通すべきであり、かつ輸送力の調整のためには、付属編成5両を土浦にて切り離すべきである。そのためには、付属編成の連結位置を水戸側ではなく上野側に変更する必要がある(解結時に短時間で基本編成を発車させるようにするため)。基本編成10両は土浦で付属編成5両を切り離し勝田まで直通すべきであり、切り離された付属編成5両はその後土浦の車両基地に入りそこで折り返して、土浦駅に入り水戸方面から来た10両基本編成の列車と連結すれば良い。時間のかからない解結作業は1番線(水戸方面本線)にて行い、時間がかかる増結作業は3番線(上野方面副本線)にて行えば、特急列車や貨物列車を支障をせずにすむ。