ケーブルカーを見たあと駅を離れて踏切の向こう側に出ます。
渡ってすぐのところにある三郷町役場、信貴山下駅が最寄り駅。
町の名前をいただいたJRの三郷駅からは1.6キロとそこそこ離れていて知らずに来たらけっこう大変かも。
後ろが切れてますがちょうど電車が来たので1枚、
生駒行き、車番が1132、1032FなのでVL32編成の1031系、来る途中に対岸の踏切で見た編成の王寺からの折り返しでした。
駅前のケーブルカーを線路を隔てた反対側から、
そこからまた踏切を戻って川の方へと移動します。
来た時に電車を写した踏切から対岸にあたる右岸から橋を見ることができます。
最初に来たのは王寺行きの後追い、1022F、VL22編成の1021系、
単線なので上下とも同じ距離感で、また架線柱が北側に付いているので遮られることなく終日南からの順光で写すことができます。
日中は15~20分スパン、上下あわせると1時間に6~8本の電車が来るのでローカルな単線にしては多い方なのですが、大阪市内寄りの路線での感覚がしみついているためか待ち時間が長く感じます。
今度は正面からの生駒行き、1024F、VL24編成の1021系、
普段マルーンの近鉄の一般車両の車番をこんなに意識して見る(調べて書く)ことはないのですが、同じ色形の普通電車しか来ない路線ならではの視点になってます。
一往復撮ったところで再び駅に戻ります。
ケーブルカーと改札の間に観光案内の入ったオブジェ、
信貴山に龍田大社といった町内の観光スポットのほか、ウォーキングコースなどが紹介されています。
信貴山下駅の改札を入ります。
駅のホームからもケーブルカー、
王寺行き、車番が1131、1031F、VL31編成の1031系、
生駒線の電車に乗るのも久しぶりです、
さきほど写真を撮っていた場所を車内から、
避難はしごを見ながら、
近鉄の王寺駅に到着、大軌と大和鉄道、ルーツの違う田原本線はすぐそばにあっても新王寺駅なので近鉄の王寺駅はこの1カ所だけ。
ここで、東信貴ケーブルカーの写真と一緒に生駒線と田原本線の古い写真も出てきたのでこの機会に一緒に載せておきます。
820系
子どもの頃支線にしかいない車体の幅が細くて銀色の帯が入ったこの電車が珍しくて喜んで乗っていた記憶があります。
ここに写っている823編成はこののち1993年に狭軌用に改造され伊賀鉄道に860系863Fとして転属、
そしてこちらは2011年に関西本線をJR難波から名古屋まで完乗した際に伊賀上野で遭遇した伊賀鉄道の860系なのですが863Fでなんと同じ編成でした。
しかし、この翌年2012年に廃車解体され現在の伊賀鉄道は東急からの譲渡車に全て置き換えられています。
廃車寸前に四半世紀の時を経て再会していたのですが、今回のこの記事を書くのに写真整理をするまで全く気付いていませんでした。
こちらは田原本線の820系822F、
他の編成が先の823F同様改造され他線に転属していった中この822Fのみ転属することなく無改造のまま廃車になったのだそう。
こちらの編成は銀の帯がボディと同色のマルーンになっていました。
そしてそんな古い電車の中でもひときわレトロ感の漂う非貫通型二枚窓の400系、
近鉄の湘南顔は写してなかったと思っていたのですが残っていました、たぶん子どもの目にも珍しかったので写していたのだと思います、
少し調べてみたところ他の編成は1977年までにすべて廃車、この409Fが最後の生き残りでその後1987年に廃車され型式消滅、この編成のみ製造年が新しかったことから生き延びていたみたいです。
[追記]
RTさまよりコメント欄からいただいた860系の改番について詳しく紹介したHPがありましたのでリンクを貼らせていただきました、よくわかる解説がされていますので参考に。
情報元:近鉄ケーブルネットワーク㈱ 近鉄電車フォトアルバム
そしてJR大和路線に乗り換えて大阪方面に帰ります。
手前に221が2編成、奥に201と227とここに来る型式が顔を揃えていました。
王寺町のキャラクターは聖徳太子、ではなくてペットの方の雪丸という犬、
町内の達磨寺に石像があって設定年齢はワンで1歳、元旦に鳴くと豊作になるのだそう。
最初の柏原駅まで戻ってきました、
ところで同じ緑色の駅名標ですが色の配置や隣の駅の名前が違う、
大阪方面行きの大和路線とは同じホームでの接続となる近鉄道明寺線、
JRの駅名標はこう、
大和路線とはダイヤ上連絡していて便利なのですが日中は1時間に2本と先の生駒線よりも少ないため、停まってる電車を写す間もなくそのまま乗り込んで。
このまま大和川を渡って、
道明寺駅に到着、
…とここで何か忘れてないか?って話ですが、
前々回の最初の写真がJR柏原駅の跨線橋を降りる途中から始まっていたり、いつも朝スタートなのに午後スタートになっていたことからもわかるのですが、
その直前に時間を巻き戻すとこちらになります。
前々回からの生駒線編はこの電車を見送った後からの続き、前後を入れかえていました。
次回、になるかは未定ですが、この前に行った場所については次回以降に紹介していきたいと思っています。