南海本線 諏訪ノ森駅は現在連続立体交差の工事中です。
羽衣~浜寺公園~諏訪ノ森~石津川の間が堺市内では最後に残った平面区間です。
この区間が高架になれば、なんば~高石まで全線高架化になります。
写真は今のところはなんば行き方面専用の仮設駅舎です。
券売機は2台、最新型の機材のようですね。
駅舎の入り口はホームと並行位置に配置されていて、改札口はホームと垂直向きに配置されています。
改札の目の前がホームというパターンの駅が多いのですが。
この配置は駆け込み乗車防止にはいいかもですね。
改札を入って左側へ階段上がるとホームです。
スロープの配置を考えてこういう配置にしたのかな?
(ピンボケすみません)
なんば方面のホームです。
乗ってきたなんば行きの2000系電車。
電車の後ろの壁は和歌山市方面の仮設ホームになる予定のホームです。
和歌山市方面行きの仮設ホームは実は元はなんば行きホームだった?
この石積みは年代的に元のホームのものでしょう。
和歌山市方面からやってきた回送電車は8000系。
後ろに作成中の橋脚が見えています。
もともとの下り線はそのままで、上り線を無理やり手前側の仮設ホームに向けて曲げています。
建設中の下り仮設ホームの下に入っていく途切れた線路が元の上り線と思われます。
通過中の電車は特急サザン和歌山市行きの12000系サザンプレミアムです。
ちなみに後ろ4両の自由席は9000系でした。
関空特急ラピートが通過中。圧迫感すごいです。
見通しが悪いからか各列車徐行しているようです。
角度を変えて上りホームの後ろ側から。
では、下りホーム(和歌山市方面)はどこに?
上りホームのなんば寄りかた撮った写真です。
ラピートの横に見えるのが下りホームです。
踏切渡って数十メートル先にあります。
この駅舎・ホームも高架工事で撤去となるようです。
大阪府内では珍しい上下線のホームが千鳥配置になっている駅でした。
ホームを延長する時に場所が確保できなかったので千鳥配置になったらしいです。
今となっては高架工事のために周辺一帯の用地を確保してしまったので問題ないですが。
現在の和歌山市方面の改札前から撮影した普通なんば行きと仮ホーム。
下りの仮設ホームもほぼ出来上がっているようです。
対向式ホームって線路を挟んで向かい合ってホームが配置されるのが普通ですが、向かい合わずに同じ向きにホームがあるという、これまた珍しい形態になるようです。
駅舎は現在の上り方面の駅舎を共用するようです。
駅前の踏切から、上り(なんば方面)仮設ホーム。
同じく、下り(和歌山市方面)仮設ホーム※工事中
11月に開業予定らしいです。
もともと複線分の幅だった踏切は複々線分の幅の踏切に。
線路がない真ん中部分にスペースが出来てしまいました。
踏切の中なので「きけん!」表示がされています。
真ん中で止まる人(車も停まれそう)がいたら危ないですね。
で、元々の西駅舎(なんば方面)がこれです。
仮設駅舎ができるときに25mほど曳家で西側に移設されました。
お隣の浜寺公園駅よりは小さいものの歴史的建造物ということで保存されることになっています。
和歌山行き仮設ホームのエレベーターあたりにこの駅舎がくっついていたようです。
元の位置にあったころ(この写真のみWikiPediaから借用)
文化庁が今回の保存に一枚噛んでるらしい。
ものものしい耐震補強です。
駅舎は地域の皆さんで維持・運営されているようです。
今日は閉館で入れなかったのですが、外からチラ見したら南海駅の特徴であるステンドグラスもそのまま残っていました。
駅前の商店街、角のお持ち帰り専門のコロッケ&すわのもり唐揚げのお店で行列ができていました。(丁度行列が捌けたところ)
きっと美味しいんだろうな・・・
駅西側、旧駅舎前から。
バスやタクシーの乗り入れはありません。
高架駅完成は2028年の予定だそうです。