道の駅でソフトクリーム
快速あそに乗って阿蘇駅にやってきました。
私と同じ列車に乗ってきた方たちはそのまま折り返しの熊本行き快速あそでとんぼ返り…する方もいれば、そうでない方もいるようです。
私もせっかくなので阿蘇で遊んでいきます。
まずは駅そばにある産交バスの阿蘇営業所で次に使うきっぷを購入。
少し時間があるので、お隣の道の駅阿蘇にも寄ってみます。
暑いのでソフトでも食べようとしたら…
牧場ごとに種類分けされてる…?
3種類の中で、ヨーグルトソフトにしてみました。
さっぱりとして夏にぴったり。
阿蘇山の火口を目指して

阿蘇駅前に戻り、ここからは産交バスに乗車します。
やってきたのは阿蘇火口線阿蘇山上ターミナル行き。
そう、火口見学に行くのです。
ほとんど外国人で満員になったところで出発です。

バスは初め森林の中を走行しますが、しばらくすると草原に出ました。

けっこう登ってきたようで、阿蘇谷と外輪山を一望することができます。

草原の中には放牧されている牛や馬の姿が。
阿蘇らしい牧歌的な光景ですね。

しばらくすると、小さな丘のようなものが見えてきました。
これが米塚。

米塚を見たバスは遠くまで広がる草原の中へと入っていきました。

乗馬体験も行われているここは草千里ヶ浜。
阿蘇火山博物館もある、観光地。
満員だったバスはここで2割ほどの客が降り、少し身軽になったところで先へ向かいます。

多くのバスが停まっている建物に到着。
ここが終点の阿蘇山上ターミナルです。
火口に行くためにはさらにここからバスを乗り継いていく必要があります。

ただ、ここからは活動中の活火山の火口に近づいていく行程。
有毒ガスも発生しているため注意が必要です。

呼吸器疾患や心臓疾患、喘息の方などは見学そのものが不可。
係員が注意事項を説明した後、火口に行くシャトルバスに乗車します。

こちらが火口行きのバス。
先ほど乗ってきたものよりはこじんまりしています。

座席にはくまモンのイラストが描かれていて楽しい雰囲気。
その反面…

荷棚を見ると、ヘルメットが大量においてありました。
いつ活動が急変する活火山の火口に近づいていくわけですから、入念な対策が必要なのですね。
楽しさと物々しさの両方を兼ね備えたバスに乗って火口へ出発!
料金所を越えて、山道を登ること5分。

ついに火口のすぐそばまでやってきました…!
大迫力!中岳第一火口
阿蘇中岳にやってきました!
小さい頃に来たことがあるようですが、記憶があまり…
中岳は現在も活動中の活火山でありながら火口のすぐそばまで寄れる珍しい火山です。
ただ、常に火山ガスが発生しているため風向きによっては危険なことも。
この時間は大丈夫でしたが、それでも少し息苦しさを感じ、咳き込んでいる人がいたのでやはりガスは出ているようです。
ひのくにばしを渡り、火口縁へ。
あちこちにドーム状の建物があるのが目につきます。
これは退避壕。
突然の噴火の際にここに入って難を逃れることができるようになっています。
ある退避壕の横に人だかりがしていたので寄ってみると…
石の無人販売!
そういえば小さい頃にここに来たときは「光る石」?を買ってもらったような記憶が…
退避壕を越えるといよいよ火口…!
これが今なお活動を続ける、阿蘇中岳第一火口です!
おおきなすり鉢状の火口の底からは大量の湯気と火山ガスが噴出しています。
別の角度から見ると、底には大きな白濁した水たまりが。
通称「湯溜まり」と呼ばれています。
湯気を上げている白濁のお湯は…まるで温泉みたい。
ただ、もし火口内が立入禁止でなかったとしても近づいたら有毒ガスでさよならになっちゃうでしょうね。
ここが「火の国」と呼ばれる熊本の一番のホットスポット。
大迫力でした。
第一火口の近くにも窪地になっている場所が何か所かあります。
これも火口で、現在では第一火口だけが活動していますが、昔はここも活動していたようです。
それではそろそろ戻りましょうか…
危機一髪?
シンプルすぎるバス停名「火口」からシャトルバスに乗って阿蘇山上ターミナルに戻ります。
バスは河口周辺の荒涼とした風景の中を下っていきます。
真新しい阿蘇山上ターミナルに戻ってきました。
ちなみにここは以前阿蘇山ロープウェイの駅があった場所らしいです。
熊本地震や大規模噴火の被害を受け、ついに復活できず現在のバス輸送に変わっています。
阿蘇火口線に乗り換え阿蘇駅へ。
阿蘇山上ターミナルを出発すると…
火口方面へ向かう道で車が滞留しています。
よく見たらゲートが閉まっています。
どうやら風向きの関係で火口周辺の火山ガスの濃度が上がったらしく、火口見学が中止となったためにここでみんなUターンしているようです。
もう少し遅かったら私も火口見学できなかったところでしたね…
セーフ!
バスは再び草千里ヶ浜を見ながら進みます。
草千里ヶ浜のバス停を発車すると乗馬体験をやっている方々の姿が見えました。
いつかやってみたい…
かわいい山・米塚

さらに下っていくと見えてきたのは緑色の草でおおわれた小さな山。
米塚です。

先ほどは雲の影に隠れていましたが、今はそのかわいい山体をきれいに眺めることができます。

米塚はスコリア丘と呼ばれる種類のお山。
その名の由来は、阿蘇の神・健磐龍命が収穫した米を積み上げて作ったいう伝説に基づくもの。頂上のくぼみは貧しい人達に米を分け与えたことでできたとされています。
かわいくて…そしてとってもおいしそうな山。
2024年現在では休止中ですが、この米塚の形をした抹茶モンブランがあるそうです!

降りていくと、牛や馬の放牧風景、


そして、阿蘇火口線の対向バスの姿まで。

もと来た道を戻り、終点の阿蘇駅前に到着しました。
阿蘇駅であか牛を

お昼を越えたのでここでお昼ご飯!
阿蘇駅の中にあるお食事処坊虫亭へ。

ここでいただくのはあか牛ステーキ丼!

丼…かどうかは微妙なところですが、柔らかいあか牛を美味しくいただくことができました…!
次回は観光列車に乗って熊本へと戻ります。
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