精霊流しの特別系統
さて、ここからは精霊流しを見に行くわけですが、鉄道ファン的にちょっと注目すべき今日だけの現象があるので路面電車に乗っていきましょう!
やってきたのは長崎電気軌道の長崎駅前停留所。
駅名標の上からこんな紙が貼ってありました。
そう、今日は精霊流しということで1号系統の新地中華街~崇福寺間が16時より区間運休となるのです。
そのため、普段は見れない「新地中華街行き」の系統が運行されているそうです。
今回は今日だけのこの珍しい系統に乗車していきます。
ちょうどその初便がやってきました!
白地に「新地中華街」と書かれたシンプルな幕を掲げています。
側面も同じく新地中華街行き。
ちなみに、系統番号は書かれていませんが内部的には「7号系統」という扱いになっているようです。
多くの方を乗せた電車は長崎駅前を発車。
途中出島を横に見ながら走っていきます。
なんと放送もきっちり対応していました。
長崎駅前から4停、終点の新地中華街に到着しました。
この電車はここから折り返し赤迫行きになります。
新地中華街での折り返し
さて、その折りかえしのやり方がけっこう面白いので見ていきましょう。
まずは崇福寺寄りまで移動し、反対方向から来る電車をやり過ごします。
反対方向の列車がいなくなったら地上係員がてこで渡り線のポイントを操作。
渡り線を通って電車は赤迫方面向きホームへ。
そのまま折り返し運行に入ります。
せっかくなのでもう一度。
新地中華街止まりの列車がやってきました。
まずは乗客を降ろし…
地上係員の誘導で停止位置まで進みます。
反対方向からの列車がいなくなったら…
渡り線のポイントを地上係員が操作。
操作が終了したら地上係員が緑色の信号旗を掲げます。
地上係員の誘導に従って反対方向へ電車は進み渡り線を通過。
電車を通過させたら係員は再びポイントを戻します。
この一連の動作を折り返し作業ごとに繰り返すようです。
遠隔操作ができないため、折り返しのたびごとに係員の操作を必要とする新地中華街での折り返し作業。
今日だけの珍しい光景を見ることができました…!
次回はいよいよ精霊流しを見に行きます。
★乗車データ
長崎電気軌道 臨時7号系統 新地中華街行き 長崎駅前(16:39)→新地中華街(16:47) 202形208号
※2023年8月15日乗車
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