できたての湯せんぺい
青雲荘からバスに乗って昨日と同じ雲仙温泉街の中心にやってきました。
バス停のそばにある「遠江屋本舗」というお店に入ってみます。
ここは、雲仙名物「湯せんぺい」の製造販売を行っているお店。
目の前で出来立ての湯せんぺいをいただくこともできます!
湯せんぺいが焼き上がり…
熱々のままいただきます!
雲仙の温泉水を生地に練り込んだせんぺいは口の中でカリッと香ばしく砕けます。
できたてのものが食べられるのはここだけです!
地獄の成れの果て
ここでは雲仙温泉や雲仙普賢岳の活動について学ぶことができます。
例えば、島原温泉・雲仙温泉・雲仙普賢岳・小浜温泉はすべて橘湾の真下にあるマグマ溜まりのエネルギーによって活動していることを示す模型とか…
昔の雲仙地獄を再現した模型だとか…
興味深い展示がいっぱい。
雲仙についてもっと知りたい人にぴったりな場所でした。
最後にもう一度雲仙地獄を眺めることに。
泥火山は昨日と形が変わっていました。
昨日よりも噴気が上がっている?
天候によっても違うのでしょうか…?
最後に雲仙バス停の前のお店まで歩いて温泉卵をいただきます。
地獄からはけっこう離れた場所にあるお店ですが卵はアツアツ。
どうやって保温しているのでしょうか。不思議ですね~
諫早へ
さて、ここからは長崎市へと向かいます。
やってきたのは諫早駅前行きのバス。
一気に諫早まで向かいます。
最後に雲仙地獄を車窓から眺めて。
雲仙温泉を離れます。
バスは山道を越え、段々と高度を下げてきました。
海が見えてくると、まもなく小浜温泉です。
小浜温泉街を通り抜け、
バスは小浜温泉のバスターミナルに一旦入ります。
小浜温泉を過ぎるとしばらく車窓には橘湾の景色が広がります。
穏やかな海ですが、この下には雲仙普賢岳の大災害を引き起こし、島原半島の温泉の恵みをもたらす巨大なマグマ溜まりがあるのです。
ちなみに橘湾の名前の由来は日露戦争で活躍した陸軍中佐 橘周太に由来するそう。
その橘湾を眺めつつ、バスは島原半島西側を進んでいきます。
バスは諫早市内に入り、本諫早駅の横を通過します。
途中、諫早公園の横を通過した際、眼鏡橋がかかっているのに気づきました。
これはもともと本明川に架かっていた橋で、1957年諫早大水害の洪水発生後川幅を広げることになり、使用できなくなった橋をここに移築したものだそうです。
眼鏡橋といえば長崎のものが有名ですが、諫早にもあったのですね。
最後にその本明川を渡り…
諫早駅前にとうちゃくしました。
雲仙~諫早。長距離路線の旅でした。
電化廃止区間を行く
さて、ここからは長崎本線に乗って長崎に向かいます。
西九州新幹線開業後に乗るのは実は初めて。
ホームは以前と変わってないように見えますが…
架線にはもはや電気は流れておらず、撤去を待つだけらしいですね…
おなじみYC1系です。
発車した列車は長崎本線を飛ばしていきます。
架線も架線柱も残っており、電化区間のように見えますが、すでに使われていない設備。
ここは非電化路線になってしまったのです。
見ている限りではそうは思えない光景ですが…
喜々津を越え、長崎トンネルを抜けて、列車は長崎の市街地へ。
特急が止まらなくなったことによりホーム延長部が撤去された痕跡が残る浦上に停車。
YC1系が何両か休む待避線を見ながら、
列車は終点の長崎に到着しました。
真新しい長崎駅。
今でも白いかもめが入線しそうに思えますが、電化廃止により2度とやってくることはできなくなりました…
高架ホームに切り替わってから特急廃止まで約2年、ちょっともったいなく思いますが…
まだまだ変わる長崎駅
前に来たときは西九州新幹線開業直前。
そのときよりもさらにアミュプラザへの導線が変わっており、旧地上駅の名残りはわからなくなっていました。
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