/東大阪市民美術センター みんな大好き!近鉄電車のデザイン 展/ 24年7月〜9月 

 

大阪東部の東大阪市 大阪と奈良を結ぶ近鉄奈良線が走っています 

奈良線は 1914(大正3)年に近鉄の全身である大阪電気軌道(大軌)が上本町駅〜奈良駅間を開業して110周年 近鉄の一番古い路線です 

 

近鉄奈良線を走行した車両の変遷をはじめ、沿線図や記念切符、電車のヘッドマークなどの歴史資料や、交通ポスターやパンフレット等の印刷物をとおして、くらしに密着した交通デザインの魅力を紹介しています 

 

展示内容は、

 

第1章 奈良線創業時のデザイン 

近鉄奈良線は1914(大正3)年4月30日、近鉄の前身である大阪電気軌道(大軌)の創業路線として上本町〜奈良間に開通されました 大阪と奈良を結ぶ他の鉄道路線が生駒山を迂回する曲線的なルートをとっているのに対し、奈良線は生駒山中腹をトンネルで貫き、大阪と奈良を直線的に繋いでいるのが特徴です 創業時の歴史的資料をはじめ、当時の車両や駅舎の写真が並びます 

 

↓は車内に掲出されていた次停車駅の案内幕 駅名と乗り換え案内、駅によっては広告が表示されます 例えば「なら 終点で御座ゐます お忘物なき様願ひます」とあります 今日の電光表示案内でしょうか 乗務員が駅に着くたびに1コマずつ手で回していたそうです 

 

第2章 奈良線を走行した車両デザインの変遷 

1914(大正3)年の開業に向けて製造したデボ1形は1両で走行する木造小型車でした 昭和に入ると輸送量の増加に対応して小型の半鋼製車両が登場しました 戦後の車両不足を経て人々の生活にゆとりが生まれ始めた昭和30年代には居住性の向上を図った一般車両や特急車両が投入され、昭和40年代にはさらなる大量輸送に向けた汎用特急車両が登場 昭和50年代からは省エネルギー化が進められ、平成時代には省エネルギー対応車が半数以上となり、今秋に登場する新型車両ではさらなる居住性の向上と省エネルギー化が進められています 

 

 

 

 

第3章 ポスター・パンフレット・制服のデザイン 

交通デザインは車両デザインにとどまりません 駅舎やホームに掲示されるポスターは「ここに旅してみたい」「この電車に乗ってみたい」と乗客の旅気分を盛り上げてくれます 

 

 

第4章 「ならしかトレイン」ができるまで 

2022(令和4)年に登場した「ならしかトレイン」 奈良の風景と鹿が大胆に描かれたイラストや鹿をモチーフにした吊り革やかわいい座席が人気です 

会場の一角には車両を模した大きなパネルが! 内側には車内の様子もプリントされていて実車に乗った気分を味わえます なかなか面白い 

 

(ドア部から向こうは写真!)

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会場はラグビー場の隣にあり、エリア内にはプラネタリウムなどの施設もあって一日楽しむことができます あまりに暑いのでプラネタリウムで45分間の癒しとクールダウンをいただきました 

隣の陸上競技場では猛暑の中ですが地区の中高生たちが未来のオリンピアンを目指して競技会で汗を流していました 青春だねー 笑 

 

 

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