一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線 旧型国電最後の力走 33(伊那松島)

1983/03/05 飯田線 伊那松島機関区、
左から、クモハ61005、クハ68405、クモハ43015、クハユニ56004

 飯田線旧型国電最後の年、1983年の春、伊那松島機関区に並んだ普通電車の主役達。

その車両基地になる伊那松島機関区には、13回訪れていた。1日2回訪問の日もあり。

その当時の撮影者を受け入れていただいた伊那松島機関区の職員の方々には、とにかく

感謝、としか言いようがない。名前と住所を記載すれば、事前連絡なしでも注意事項を

守るという条件で許可を降ろしていただけました。おおらかな時代。自分にとっては、

伊那松島という言葉は、聖地のような響きとなっていました。

 ちなみに、伊那松島以外でも、富士、北松本、宇部の各車両基地でも、基本同様に

撮影許可をいただけていた。こちらも感謝です。なお宇部では「SLの基地ではないよ」

と言われた人がいたらしい(また聞きの未確認ですが)、山口線の方が一般には脚光

のようでしたから、SLに比べたら撮影者の人数が圧倒的に少なかったように思えます。

 

2006/08/19、飯田線 伊那松島機関区、遠望

 その23年後の伊那松島機関区の姿。少し視点が異なるため注意ですが、思ったより

配線は似ている?ただこの119系も既に置き換え済のため、もう一枚2024年も今後追加

したい気持ちです。

 

 

1983/04/10 飯田線 伊那松島、1230M 豊橋行き、クハ68414増結待ち

 伊那松島駅の上り線に停車中の1230Mから。当時は大半が4両編成で、1230Mの辰野

から伊那松島までは数少ない2両編成であった。

 

2006/08/19、飯田線 伊那松島、1430M 天竜峡行、クハ118-5303

 同じ位置からではなさそうですが、同じく上りホームに止まる2両の1430Mから。

今では2両(あるいは3両編成)がほとんどだそう。

 

 

 今回で一連の1980年から1983年5月までの画像復元による飯田線旧型国電は、

一旦済、となります。この後は、最終運転、その他若干を予定。

どうかよろしくお願いいたします。

 

 

  参考:旧型国電車両台帳

     国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(上)

     飯田線の旧型国電 増補版

     復刻版 旧型国電国鉄客車ガイド

     時刻表 1983/03、2006/01他