この時間は、岐阜県の駅をぐるりします。
本日の駅は、長良川鉄道の前平公園駅です。
写真は,平成10〜20年代撮影のものが多くあります。現在の状況とは変わっていることがありますので、参考にする際はご注意ください。
また、当ブログをご利用される際は、必ずこちらの記事「免責事項について」をお読みの上、ご覧くださいね。
では,最後までごゆっくり!
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前平公園駅、この駅の名前をご存知の方がどれくらいいらっしゃるのでしょう?
昭和61年に国鉄越美南線が長良川鉄道に転換されたときに開業した駅、駅名と同一の公園があるくらいで、観光地の駅でもない、駅舎はなく1面1線の棒線駅。
そんな駅が前平公園駅です。
駅前です、正面に見えている鳥居は、奥に広がる縣主神社の鳥居です。

私は、このような駅に降り立つたびに思うのです…
…この駅に生涯再訪問することはないだろうって。
でも、不思議とそんな駅でも、降り立ったときのホームの感触とか駅前の賑わい、踏切を渡る自動車の多さ少なさなど、その駅の周りの生活の香りを今でも覚えています。
もちろん訪問したすべての駅が記憶にあるわけではないですが、テレビのバラエティ番組のロケで駅前の映像とか出てくると、「あっ、ここ・・・駅」というのが分かることがあります。
この前平公園駅もそんな駅、おそらく美濃加茂市の郊外の新興住宅地で利用客の増加が期待できることから新設されたのでしょう。

駅名標は、美濃太田駅が0番なので1番となっています。

本殿までは苔むした雰囲気の良い森の中の参道を進みます。
創建時期は不明ですが、この地が朝廷の直轄地であった「縣」であることから命名された神社だと思います。
駅名標の横には、観光列車ながらのパネルがあります。

3セクになって開業したとはいえ、すでに開業後30年以上が経過、ベンチもちょっと座るのに躊躇してしまうくらい古くなっています。

国鉄が消えてからの歳月の長さを感じるようになりました。
たくさんのポスターがごちゃごちゃ貼られていますが、奥には「PayPayで支払えます」のポスターがありました。
契約費用は必要でしょうが、各車両に設備投資をする必要は最小限で済むと思うので、これは便利だと思います。
構内、関・北濃方面です。

駅ホームには開放式待合室のほかは何もありません。
駅には、上下両方向からホームに上がることができます。

美濃太田方の出入口に駐輪場があります。
しばらく、長良川鉄道の駅をお付き合いいただきます。
(令和3年10月訪問)
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