NO.3067 最初の車が導入されて10年、世代交代にも貢献、西肥バス現スタイル三菱エアロスター | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 西肥自動車(西肥バス)では、以前から三菱エアロスターを導入しておりまして、長崎県佐世保市内をはじめ、同じく長崎県の平戸地区・佐賀県伊万里地区、そして長崎県上五島地区まで運行する姿を見る事ができております。

 

 このうち、現在の前のスタイルにもあたります、KC-~PJ-規制車は、特に元々西肥バスとして導入された車に関しましては、40台近い車が在籍しておりまして、さらに旧佐世保市交通局からの在籍車を含みますさせぼバスの委託車両を含みますと約50台は在籍しておりまして、それだけ見る機会が多い事も伺わせております。

 

 ただ、西肥バスとして導入されました自社発注車に関しましては、上の画像の平成12年式のF517(KL-MP35JM)の1台のみでありまして、それ以外は以下画像の車のように全て移籍車でもあります。これらは平成22年頃から令和2年にかけまして導入されておりまして、前事業者は横浜市交通局・神奈川中央交通・高槻市交通部からの移籍車が多く導入されましたし、さらには名古屋シップサービスやコムアート交通、知多乗合自動車からの移籍車が少数ながら見られております。

 

 (F570・KC-MP717K改)~元横浜市交通局

 

 (F571・KC-MP717K改)~元横浜市交通局

 

 (F594・KC-MP717M)~元高槻市交通部

 

 (F597・KC-MP717M)~元高槻市交通部

 

 (F617・KL-MP35JM)~元神奈川中央交通

 

 (F618・KL-MP35JM)~元神奈川中央交通

 

 (F624・KL-MP35JM)~元神奈川中央交通

 

 (F625・KL-MP35JM)~元神奈川中央交通

 

 

 そして、今年で10年になります現モデルに関しましては、その10年前に西肥バスでは導入されておりますが、以降現在まで27台(スクール用自家用1台を含みます(~社番登録のため)も導入されております。今回は、所属先もありまして全車収める事はできておりませんが、現モデル全27台に関しまして、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 西肥バスに導入されました現スタイルエアロスターは、画像はありませんが、今から10年前の平成26年にF612(QKG-MP35FM)が導入されましたのが最初でありまして、新上五島営業所に導入されております。この車はワンステップバスではありますが、前スタイル末期よりAT車となっていた事からこのタイプでもAT車での導入となっておりまして、さらにフロントスタイルもHID一灯によるスタイルに改められております。

 

 (参考・F683)~ワンステ車も同様のスタイルです

 

 さらに、翌平成27年にもF623(QKG-MP35FM)が新上五島営業所に導入されておりまして、新しいスタイルが続けて上五島の地に導入されるに至っております。

 

 

 平成29年には、本土でも4台(F637~F640)、さらに新上五島営業所にも2台が導入されておりまして、本土の4台はいずれも東部営業所での導入となっておりまして、加えましてこのモデル初のノンステップバスでの導入でもありまして、形式はいずれも新形式でもあります2PG-MP38FKとなっております。また、この年の導入車からは行先は白色LEDでの導入となっておりますし、いすゞエルガで導入されましたUSBポートがこのタイプでも導入されておりまして、以降現在の導入車まで続く事となります。

 

 (F637)

 

 (F638)

 

 (F639)

 

 (F640)~その下の画像はラッピング時代

 

 (USBポート)~エアロスター画像がありませんので、いすゞエルガ画像を掲載します

 

 また、F641に関しましてはF612・F623に次いでの新上五島営業所での導入となっておりまして、こちらでは引き続きワンステップバスでの導入、形式も新規制に変わりまして、2PG-MP35FMとなっております。

 

 さらに、同じく新上五島営業所にはF633が導入されておりますが、こちらはスクールバス用としてトップドア車となっております。尚、この車に関しましては自家用登録のため白ナンバーとなっておりまして、一般の利用はできない車でもあります。

 

 

 令和元年には、以下のように4台(F651~F654)が導入されておりまして、引き続き東部営業所に導入されております。装備に関しましては、平成29年導入車と同様の装備・同形式(2PG-MP38FK)でもあります。

 

 (F651)

 

 (F652)

 

 (F653)~その下の画像がラッピング時

 

 (F654)~その下の画像がラッピング時

 

 

 令和2年は、2期に分けまして導入されておりまして、計8台(前期・F682~F685、後期・F694~F697)と最も多く導入されております。特に後期は「コロナ禍」に入った頃でもありましたが、それにも及ばず導入に至っております。尚、所属はこれまでの導入車と同様、東部営業所となっておりまして、形式は2PG-MP38FK、装備に関しましても白色LED・USBポート装備と変わっておりません。

 

 【前期】

 (F682)~画像なし

 

 (F683)

 

 (F684)

 

 (F685)~その下の画像がラッピング時

 

 【後期】

 (F694)

 

 (F695)

 

 (F696)

 

 (F697)~画像なし

 

 

 令和4年には、三菱ふそうを表す「F」の社番が699号(エアロエース・移籍車)まで行った事もありまして、社番は400号に戻る事になりましたが、そのF400を含めまして3台の導入(F400~F402)がエアロスター新車(2PG-MP38FK)であっておりまして、この導入では1台が東部営業所に加えまして、初めて2台が平戸営業所に導入されておりまして、佐世保駅より北側の営業所で初めて導入されております。平戸営業所では、佐世保~平戸間の「半急行」や平戸ローカル線でも使用されておりますし、装備は既存車両とは変わりませんので、平戸ローカル線でもUSBポート装備の車が導入されるにも至っております。

 

 (F400)

 

 (F401)~画像なし

 

 (F402)

 

 

 そして、令和5年には形式(2PG-MP38FK)・装備も既存通りの4台が導入されておりまして、前年に続きまして平戸営業所、初めて北部営業所・伊万里営業所にも導入されておりまして、長崎・佐世保ナンバーに続きまして佐賀ナンバーの現スタイルエアロスターが導入されております。ちなみに、このスタイルが佐賀県内での事業者の中では唯一の現スタイルのエアロスターでもあります。

 

 (F405)~北部営業所導入車

 

 (F406)~平戸営業所導入車

 

 (F407)~平戸営業所導入車・画像なし

 

 (F408)~伊万里営業所導入車

 

 

 今回は、西肥バスに導入されました現スタイル三菱エアロスター全27台に関しましてご紹介しましたが、新上五島営業所に導入されました最初の車が導入されまして今年で10年になりますし、かつ現モデルもそれだけなりますので、本当に早い事が伺えます。また、本土の車に関しましても、最初の車が導入されましてから7年にはなりますが、その後現在まで本土だけでも23台も導入されておりますので、それほど主力の路線車である事も伺えます。ただ、その一方で古参車両が離脱・廃車に至っていますので、新しくなる車たちの中で古い車が姿を消している事で世代交代も見られている事も存じておきたい所でもあります。