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【時刻表つくってみた】東西新快速をダイレクトにつなぐ!豊橋~米原直通の特別快速・新快速

こんにちは。

今回は、18きっぷシーズンにあわせた話題です。

 

今回取り上げるのは、

東海道線の中京地区の快速列車です。

中京地区の快速列車に使用される313系電車

豊橋~大垣間を概ね15分間隔で走り、

区間を1時間30分ほどで結びます。

 

この区間を走る快速列車は、停車駅のパターンにより、

特別快速・新快速・快速がありますが、

この3種別の所要時間にそれほど差はありません。

他に豊橋~岡崎で各駅停車になる区間快速というのも朝と夜に少しあります。

 

 

この快速列車は、一部が浜松や米原まで直通するものがあります。

名古屋から乗り換えなしでさらに先の浜松や米原まで行けるのは、

とても便利ですが、

今回は米原直通の快速列車にスポットをあててみたいと思います。

 

 

土休日に本数が大幅増!豊橋米原直通快速

 

大垣から先、米原までの区間関ヶ原の山越えがある区間で、

通常は大垣~米原区間運転の普通列車が走る区間です。

そこに朝夕の時間を中心に名古屋方面からの快速が直通してきます。

この区間は各駅停車ではありますが、乗り換え無しというのが大きいです。

伊吹山をバックに走る、豊橋行き新快速

 

 

この直通列車ですが、なんと平日に比べ土休日の本数が大幅増になっているんです。

平日は下り7本・上り13本なのに対し、

土休日は下り23本・上り21本と、大きく本数が増えています。

(平日下り1本・土休日下り2本の区間快速を含む)

平日と土休日でダイヤが違うのはよくある事ですが、

これほど本数に違いがあるのも珍しいケースです。

なぜこれほど土休日に米原直通快速が多いのか、考察してみたいと思います。

 

朝夕に多く設定。米原ではJR西日本の新快速に接続!

 

土休日の米原直通快速の時刻表をつくってみました。

土休日下り

まずは下りです。

朝6時に浜松始発の米原行もありますが、朝に区間快速が1本、

特別快速がその後に5本続きます。

その後は午後2時過ぎから30分おきに米原行が続くダイヤになっています。

午前中の6本は、名古屋を7時~9時30分に30分おきに出発し、

米原JR西日本の新快速に10分ほどで乗り継げます。

この6本を使えば、米原一回の乗り換えで

京都や大阪にお昼までに着けるのがわかります。

 

この米原直通快速JR西日本の新快速を乗り継ぐと、乗り換え時間を含めて

名古屋~京都を2時間10分あまりで結びます。

 

土休日上り

次に土休日の上りです。

こちらも朝に7本と、夕方は16時30分以降に30分おきにダイヤが組まれています。

夕方以降の列車は、京都方面からの新快速の到着にあわせて出発するよう、

ダイヤが考慮されているのが感じ取れます。

乗客の多い、朝と夕刻に上り・下りともに本数が設定されていますが、

名古屋~京都・大阪の移動という視点でみると、

朝に名古屋から京都方面への移動と、夕刻以降の京都方面から名古屋への移動に、

特に便利なようにダイヤが組まれているような印象です。

 

平日は、通勤通学客への名古屋直通需要

 

今度は平日をみてみましょう。

平日下り

 

平日下りは土休日の半分ほどの本数で、

全て夕方以降の列車になっています。

岡崎や金山始発の列車が計4本含まれています。

ここには記載しませんでしたが、豊橋始発・関ヶ原止まりの快速が2本あり、

こちらを含めると13本で、上下同数になります。

 

平日上り

上りは朝に5本あり、夕方以降にも8本設定があります。

平日の直通列車は、名古屋方面との通勤通学需要である事が感じとれます。

青春18きっぷで平日旅をする時には、大阪方面から午後に上ってくる時に

便利な存在になりそうです。

 

なぜ、土休日に米原直通の快速が多いのか?

 

それではなぜ、土休日にこれほどまでに米原までの直通快速を設定しているのでしょう?

その大きな理由として考えられるのが、JR東海が発売している

土休日有効のフリー乗車券「青空フリーパス」の存在です。

青空フリーパスの有効区間

広域名古屋圏がフリー乗車区間内におさまり、一日2620円で乗り放題という、

大変お得なフリーきっぷです。

新幹線には乗車出来ないものの、在来線特急には特急券を購入すれば乗車出来ます。

この区間内には、東海道線豊橋米原も含まれています。

こちらを使用しての移動に、より都合がいいように米原までの直通快速

土休日に多く設定されているという事も、大いに考えられます。

 

京都方面まで行かないにしても、

関ヶ原や伊吹方面、米原彦根エリアへお出かけするにも直通だと便利ですしね。

 

普通列車”だが、長距離移動の需要も考慮された運用設定になっている!

 

仮に京都までこの列車で行った場合、

名古屋から京都は普通運賃が2640円ですので、往復で5280円。

これを青空フリーパス2620円を併用すると、米原~京都往復2340円とあわせて

4960円と、5000円を切ります。

名古屋からでもお得になるので、それより豊橋寄りならば遠いほどお得です。

米原~京都は新幹線の自由席も990円なので、これを併用するのも手でしょう。

 

 

 

もしかすると、土休日の直通快速の充実は、

名古屋~京都で走る高速バスを意識してのものという事も考えられます。

京都~名古屋の所要時間は2時間15~30分ほどで、片道2600円・往復4680円です。

米原乗り換えの列車とほぼ時間が変わりません。

バスには必ず座れるというメリットがありますが、

土休日は高速道路の渋滞による遅延の可能性も高くなるので、

そのあたりの時間をついて、朝夕のダイヤを厚くしているのではとも、

考えられなくもないですね。

名古屋駅以遠の東海道線沿線駅からなら、列車がお得で便利ですね。

名阪間の移動なら、近鉄特急とも勝負出来るレベルです。

特別料金不要の快速列車がその速さを武器にして、

大都市圏移動の一翼を担う存在にすらなっているのがすごいところです。

 

 

ともあれ、豊橋米原直通快速は、

鉄道旅をするユーザーにはとても便利な存在です。

18きっぷなどで東海道線を移動する際は、乗り換えが必須ですが、

多くの場合で必要な大垣駅での乗り換えが無くなるのはいいですよね。

大垣~米原間は40分ほどと、浜松~豊橋間と共に割と短い区間なので、

乗り換えが面倒と感じる区間でもありますので・・

 

 

 

という訳で、今回は東海道線豊橋米原直通快速を取り上げました。

クロスシートで快適でとても速いです。

この夏の18きっぷの旅や、青空フリーパスの旅にぜひ活用してみてください。

 

今回記事の動画です。

youtu.be

 

米原~浜松 190㎞特別快速の旅の動画です。

youtu.be

土休日限定!米原~浜松の直通特快の動画です。

あわせてご覧ください。

 

 

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