模型で比べるキハ56とキハ58のモデルチェンジ車 TOMIX製品で。 | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

国鉄時代から長らく、北海道で急行と言えばキハ56系でした。

長編成で函館本線を走っていた姿が懐かしいです、見たことないけど。

 

で、今回の車両のキハ56-200ですが買ってから随分寝かしてました。

いい加減熟成してるのでそろそろ手を入れようかなーと思い、出してきました。

折角なので、旧製品のキハ58とキハ56の違いを比較してみたり。

 

TOMIXの品番#9454 国鉄ディーゼルカー キハ56-200形(T)

 

北海道用らしく、窓が小さく屋根にはクーラーがありません。

当時の北海道では、特急型かグリーン車ぐらいしかクーラーが無いのが当たり前でした。

今では暑くて冷房無しでは厳しいですが。

 

グリーン車入りの4両設定が欲しかったけど、予算が取れずに断念。

ということで、キハ2両のみを購入となりました。

相方はキハ27-200ですが。

 

前面は曲面ガラスのモデルチェンジ車です。

キハ58で言えば1100番台相当です。

パーツ類は未取り付け状態ですが、これからセットアップをしようかと。

この製品は急行型気動車のシリーズでジャンパ栓やタイフォンが別パーツ化された初の製品です。

 

そして床下機器もリニューアルされて、エンジンなど一部床下機器が別パーツ化されています。

 

ちなみにこちらはキハ58-1100(品番#2422)

全てのパーツは一体成型となっていました。

 

DMH17Hエンジン(キハ56-200)

やはり別パーツ化されて、よりシャープになっています。

二重窓の内側の窓枠が少し見えています。

 

DHM17Hエンジン(キハ58-1100)

本州用と北海道用との窓サイズの違いもお分かりいただけるかと。

 

ドアレールに銀色が入ったり、トイレ小窓にもグレーが入ったりと製品的にはレベルアップしています(値段もレベルアップね)

このドアレールの色差しって案外難しいんで助かります。

自分の腕前では綺麗に決まらないので、インレタも出ていますが。

 

ドア下の丸窓とかの合いも良くなってますね、こうして見ると。

まあこちらは古い製品なんで。車体も傷が入っていますしインレタも剥がれたりとか。これはまた貼り直さなきゃ。

 

左がキハ58、右がキハ56です。

ジャンパ栓のあたりなどちゃんと作り分けされています。

HGだからこのぐらいは当たり前かも知れませんがね。

検査標記のインレタはもうちょっと貼り方を考えたほうがいいですね。

 

前面の比較です。右がキハ58-1100です。

冷房用のジャンパ栓の有無とか違いますが、両者ともモデルチェンジ車で曲面ガラスなので同じ意匠です。

 

ライトユニットも小型化されてチップLEDが2発(ヘッド・テール)になりました。

急行型気動車のシリーズでは初ですが、現在のTOMIX製品では標準的な構成です。

 

こちらは従来製品のキハ58です。電球はライトユニットの中で床板側にはありません。

 

奥がキハ56で手前がキハ58です。

ライトユニットの小型化で運転台がシースルーになったので見通しが良くなりました。

手前のキハ58は運転室から客用ドアにかけてライトユニットで占拠されています。

このあたりも時代の進化を感じます。

 

屋根の比較です。上がキハ56です。

冷房準備車で登場したキハ56-200ですが、結局搭載されることはなかったようで。

(アルコンなどの改造車はありましたが)

 

さて、キハ56-200の単品にはM車の設定がありませんので、動力化したいと思いました。本来セットを買うべきでしょうか。

既存のキハ58系用の動力ユニットは使えないことが分かっていたので、このキハ58を探していました。

上野駅に乗り入れたキハ58系急行「奥久慈」からキハ58 | みぃちゃんず(鉄道部) (ameblo.jp)

上が奥久慈セットのキハ58(M)下がキハ56-200(T)

 

キハ56とキハ58は床下機器が同じという前提で嵌め変えてみます。

(細かい違いは見ないことにしますが同じ?)

 

キハ56のスカートのパーツをキハ58の床下機器に取り付けます。

キハ58のステップのパーツをキハ56の床下機器に取り付けます。

ステップ部分のパーツが細くて折れそうなので取り扱い注意です。

 

まあ、これは問題なく嵌まりましたので使えます。

これでキハ56がM車となりましたので、キハ56だけで編成が組めます。

 

キハ58のほうも問題なくT車となりました。

さて「奥久慈」のほうはM車が無くなったのですが、キハ58は他にもM車があるので良しとします。

 

※キハ58系は「ときわ」「奥久慈」より前の製品の動力装置はキハ56-200には嵌まらないので要注意です。

 

<余談>

さて、キハ56-200やキハ58「奥久慈」「ときわ」のT車の床板ですが、ヘッド・テールライトのLEDの上に透明のレンズが付いています。

これは嵌め込んてあるだけなので裏返したりしたときに紛失しないように注意が必要です。

(危うく紛失しかけました)

 

ちなみにM車のほうはレンズがありません。

 

あと、やっぱり北海道用のキロ26が欲しいところです。

キハ56系0番台も発売が予定されていますが、キロの単品販売が無いのが残念です。

 

今のところキハ56系はTOMIXの独占販売状態となっていますが、ライバル社からは発売の予定は無いようですね。

(その昔、キハ58の番号だけ変えたキハ56の製品がありましたが)

 

やはり北海道の国鉄時代を再現するにはキハ56系は欠かせませんね。