JR万葉まほろば線の初瀬川橋梁、
倭は国の真秀ろば 畳なづく青垣山籠れる倭し麗し
古事記にある倭建命(日本武尊)の歌から命名された路線愛称。
今回は蝶々じゃなくてカラスが写り込んでいます、
現代では凶兆のイメージのカラスですが古事記では神の使いなのでここでは吉兆だととっておきます。、
線路の向こう側には三輪山が綺麗に見えます、
この山そのものがご神体なので大神神社には本殿が無いことで有名です。
そういえば三輪といえば三輪そうめんですね、この周辺にもあるのですがさっきまでいた大和朝倉や桜井駅からの道中にも製麺所やそうめんの看板がありました。
一級河川大和川の看板、この辺りから上流側が初瀬川と呼ばれるようです。
ところでこの河川の一級二級といった河川法上の区分、これは川の広さや長さや深さ、あるいは知名度でも水質でもなく、国の産業や経済にどれだけ影響をもたらすかで決められています。
災害などに見舞われた際にどれだけ国益にダメージが有るか無いか、
ダメージが大きければ大きいほど国が管理する必要があるから。
一級河川は国土交通大臣、二級河川は都道府県知事、準用河川は市町村長の管理、それ以外の川は一般河川というように区分されています。
これまでの南海や近鉄、阪和線や大和路線は分刻みで、少ない方の阪堺線でも15分ヘッドで電車が来るのに対して、ここは日中1時間に上下1本ずつ、
そのため時間が長く感じます。
単線の初めての場所で予行演習無しの出たとこ勝負、失敗したからといってもう1時間は待てないため緊張も伴います。
シグナルが赤から青に変わって、レーススタート前のグリッドにいるような気分になります。
JR万葉まほろば線、正式路線名はJR桜井線の緑帯の227系、
正面の信号が青なので後追い、うしろから現れるので緊張の一瞬でしたがそんなにスピードが出ていないので普通に写せました。
323系や225系に似た最近のJR西日本の標準顔。
ここ以外ではJR和歌山線とJRきのくに線(紀勢線)で活躍している車両です。
これまで王寺駅や橋本駅で見かけたくらいで、駅以外の場所で走っている227系は今回が初めてです。
そして次はいよいよ本番の正面から、
今度は信号は反対方向なので、遠くから聴こえる踏切の警報音を頼りに、
三輪山をバックに、
後ろはいろいろ写り込んで失敗、
次は1時間後、基本227系以外他の車種は来ない路線なのでこれで撤収します。
ちなみに287系特急まほろばは万葉まほろば線には来ません。
227系といえば広島の赤帯や岡山のピンク帯などがあるので、そちらもいつか見てみたいですね。
ここからまた近鉄に乗って次の目的地へ。