半年余りの沈黙を破って、久々の記事更新となります。私事で恐縮ですが、1月中旬から再び社会人に戻ったため、多忙な日々を送っていたためブログどころではなくなってしまい、長い間放置状態となりました。謹んでお詫び申し上げます。
さて、本年最初のブログとしてupした「戦後最悪の年初め。」にて、北陸特急の乗り納め旅に出ようかどうか迷っている件を述べさせて頂きましたが、結局その後決行する事となり、2泊3日の行程で行って参りました。コチラについては途中まで記事作成していたのですが、なかなかupできずに今日に至っております。相変わらず遅筆でどうしようもないですね…(汗)。気が向いたらupするつもりですが…(まぁアテにしないでください)。
いつもながら前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ります。
6月7日に『北海道新聞』(道新)で報道された特急『大雪』(旭川~網走)の快速化検討は非常にショッキングな話題として受け止められましたが、それから約1ヶ月経過、まだJR北海道から正式な発表はありません。ただ、沿線自治体には既に快速化への方針を伝えているとの事で、それが覆る事はないでしょう。
↓は『どうしんWeb』で報道された記事全文
JR北海道が来年3月のダイヤ改正で、石北線旭川―網走間を1日2往復している特急「大雪」を快速列車に切り替える方向で検討していることが分かった。マイカー利用増加や都市間バスとの競争によって乗客数が低迷する中、ワンマン運転の快速化で要員を減らすなどしてコスト削減を狙う。
JRが6日までに沿線自治体関係者に検討方針を伝えた。特急「大雪」は3両編成で、快速は2両編成に減らし、運行本数は現状の1日2往復を維持する。
快速化で車掌の配置が必要なくなるほか、車両の維持や更新にかかる費用も削減できるという。利用者にとっては特急料金を払う必要がなくなる一方、快速の停車駅によっては所要時間が長くなる可能性がある。札幌―網走間を直通で結ぶ特急「オホーツク」は維持する。
特急「大雪」は2017年、「オホーツク」の区間を短縮する形で運行を開始。JRは単独で維持困難とする石北線を含む赤字8区間(通称・黄色線区)について、国や自治体の支援を得て存続させる仕組みづくりを目指している。
今回快速化が検討されている『大雪』のうち、2・3号は元祖・石北特急『おおとり』のスジを受け継いだ列車でもあり、『おおとり』廃止後は『オホーツク』4・5号を経て、『大雪』化によって多少の時間帯変更をされながら現在に至っています。今年は石北本線に特急列車が走り始めてからまる60周年という節目の年。そんな中で表沙汰となった『大雪』の快速化…。石北本線沿線出身である私にとっては非常に残念なニュースであり、かつてグリーン車🍀や食堂車🍴も連結していた名門特急の系統も今や3つ(北斗・ライラック・大雪)に分割され、大雪においては今やグリーン車すらないモノクラス編成、そしてここにきて快速化と列車のランクが下がる事には一抹の寂しさを禁じ得ません。
快速化により、H100形(DECMO)2連のワンマン運転でコストを削減するとの事ですが、車両のグレードが下がる事によってさらなる客離れを招くのは必至であり、せめてリクライニングシートを備えた専用車両を導入してくれれば…と思うのですが、JR北にそこまでする余裕が果たしてあるでしょうか?とにかく、12月に予定されている来年3月ダイヤ改正の概要に注目したい処です。
(写真はすべてイメージです)