先日、自宅廊下で走らせたEF510の三重連。



この機関車だけ走らせて、線路を撤収するのはさすがにもったいない気がしましたので、虫干し(主に駆動系の慣らし)を兼ねて走らせたのが、こちらの車両。



はい、マイクロエースさんから発売されていた、481系「雷鳥」セットです。


幾度かこのブログでも記事にしていますが、関西~北陸間を結ぶ初代の電車特急列車で、ご存知の通り、この車両から北陸本線の電車特急列車時代が始まりました。


赤スカート、髭なしの前面は、いわゆる「こだま」形電車特急の系譜そのままで、後続の485系に比べ、少しクラシカルな印象を受けます。


この製品も実車の特徴を良く捉えているような気がしており、サロ‪✕‬2両、サシ‪‪✕‬1両を含む10両越えの編成は、その後の485系にも劣らない圧巻な編成だと思います。


また、このセットもマイクロエースさんの製品らしく、座席のシートが床とは異なる色で着色されており、室内灯を付けると室内のメリハリが効き、走らせて楽しい車両だったりします。





なにぶん旧い車両セットであり、かつ基本セット、増結セット共にモーター車があるため、毎度走らせる際には、その動作に心配になるのですが、今回もまた、どちらのモーター車もすごぶる調子が良く、安定した走りを堪能出来ました。


実車の北陸特急は、今年3月の新幹線敦賀延伸により、区間が大幅に短縮されてしまい、今や風前の灯という感じですが、思えばこの481系からその歴史が始まり、後の485/489系、681/683系で実質的なピリオドが打たれてしまいましたが、北陸特急の始祖として、歴史に名を刻んだ功績はなかなか大きなものだったように感じます。


481系「雷鳥」編成、最近はもっぱら、今回のように虫干し運転がメインとなっていますが、ED70やEF70牽引の旧客普通列車や貨物列車などと共に、かつての北陸本線を再現した走りを実現したいと思っております。