青春18きっぷは7月10日発売
今年夏の青春18きっぷに関して、6月に入っても発表がなかったことから、インターネット上では、もしや発売中止になるのであろうか、との懸念する声があがっていました。6月20日発売の時刻表7月号(JTB時刻表、JR編集時刻表、コンパス時刻表など)に、青春18きっぷの案内が掲載されており、JRから、発売の発表があったことから多くの人が安堵しました。
今年は、北陸新幹線の延伸などの関係で、例年のように一年分をまとめて発表せず、春用と夏用の発売発表を別にしたとのことです。冬用に関しては、また別に発表する予定であるとのことです
例年は、夏用の青春18きっぷは、7月1日の発売でしたが、今年は7月10日からの発売です。8月31日迄、販売され、利用期間は7月20日から9月10日迄です。
(青春18きっぷに関しては、例えば普通列車で10時間も、20時間もかかるような長い距離であっても、ゆっくりと移動して、遠方にある路線の列車に乗車する、小さな駅で下車すると云うような利用方法によく言及されます。無論、途中迄、新幹線や在来線の特急列車で移動して、更に先は青春18きっぷで移動すると云う方法もあります。例えば、鹿児島県最南端を走る指宿枕崎線とその沿線は鉄道ファンや旅行好きにとって、一度は行ってみたい旅行先として、よく挙げられます。西大山駅は鹿児島県最南端の駅です。南薩では、8月初めには稲が刈り取られます。開聞駅の辺りからは、開聞岳を背景に稲棚が並ぶ情景が見られます。西頴娃駅の辺りから先は、秘境の路線と云ってもよい区間です。
青春18きっぷは、日帰りの旅行にも使えます。日帰りの距離であっても特急列車だと経費がかかることから、躊躇っていた場所に、青春18きっぷが使える期間に、普通列車で安く行くと云う使い方があります。特急列車よりも移動時間が長くなりますので、その分、滞在時間が短くなります。然し、それでも、行けることには変わりはありません。一回の往復で、訪れることの出来る名所などの数が、滞在時間の制約から、例えば、2、3箇所程度に限定されたとしても、貴重な訪問機会が得られることになります。長時間の乗車を厭わなければ、普段はなかなか行けないところに行く機会が得られるのです。日帰りの旅行ですので、持ち物の準備もそれ程多くは必要がありません。
時刻表を見ることにより、普通列車の乗車で日帰りで往復が可能である行き先を確認出来ます。時刻表を眺めていますと、実は日帰りでここ迄行けるのだなと気付くことがあります。時刻表を眺めることによる新たな発見は、青春18きっぷの活用に繫がります。)