皆さん。こんにちは!
東海道・山陽新幹線で検測で使用されている車両、923形新幹線「通称:ドクターイエロー」の引退がJR東海・JR西日本から発表されました。
改めて「ドクターイエロー」の事を紹介しようと思います。
「ドクターイエロー」はセンサーなどで線路のゆがみや架線の摩耗などの状況を測定しているほか、走行時の揺れや衝撃を記録し、保線作業などを行うための基礎データを収集することから、「新幹線のお医者さん」と言われています。
また運行ダイヤが非公開の為、駅ホームや沿線で会えた際には、「幸せを呼ぶ新幹線」とも言われています。
歴史は古く東海道新幹線が開業した1964年に登場したの初代ドクターイエローで、塗装は黄色い車体に青の帯が入っていました。
これは営業車両との区別の為と思われます。
その後1974年の2代目・1979年の3代目は0系ベース、2000年の4代目 (JR東海 T4編成)・2005年の5代目(JR西日本 T5編成)は当時の主力車両の700系ベースで登場しました。
「ドクターイエロー」引退発表 2027年めど 新幹線の検査専用車両 JR東海とJR西日本発表 | NHK | 鉄道
JR東海:923形0番台(T4編成:東京交番車両所所属)
製造年:2000
製造会社:1号車~3号車(日立製作所笠戸事業所)・4号車~7号車(日本車両製造)
引退年:2025年1月(予定)
※撮影会等のイベントの計画があるそうです。
ドクターイエロー(T4編成)の引退について (jr-central.co.jp)
JR西日本:923形3000番台(T5編成:博多総合車両所所属)
製造年:2005年
製造会社:1号車~3号車(日立製作所笠戸事業所)・4号車~7号車(日本車両製造)
引退年:2027年目途(予定)
T4編成が退役後は、この編成にて検測走行が行われます。
230613_00_press_dryellow.pdf (westjr.co.jp)
2027年以降は、最新の営業車両「N700S」に専用機器を搭載して検測走行が行われていきます。
この「ドクターイエロー」が完全引退すると、検測専用の新幹線車両はJR東日本所有の「East i」のみとなります。
最後に鉄道ファンの私からの重要なお願いです。
新幹線や在来線を撮影する際は、マナーを守って撮影してください。また黄色い点字ブロックの内側に入るやホームドアに寄りかかるなどの迷惑行為もご遠慮下さい。
全ての乗り物好きの方が気持ちよく撮影できる環境にご協力をお願い致します。
以上で終わります。