阪堺線の橋脚、よく見かけるコンクリート製ではなく赤い鉄管製、
明治時代の建設当時のまま使われているそうです。
この上流にある高野線の鉄橋も同じ構造になっていましたがこちらは橋桁が上下線で独立しています。
これは架橋当時は単線であった名残りで、当初は線で囲んだ左側の上り線だけだったのだそう。
その阪堺線の鉄橋を潜って下流側に出ると、
紀州街道にかかる大和橋。
柱からケーブルを張って支えている特徴的な形状、斜張橋というそうです。
江戸時代中期の大和川の付け替えと同時に架けられた由緒ある橋です。
その後洪水などで何度も付け替えられ、現在のものは1974年に竣工したものだそうですが、それでも半世紀経っているんですね。
そんな大和橋の下をくぐって下流側に出ます。
こちらは別の日に堤の上を通った際に撮った橋の上の様子。
橋の名前が刻印されています。
大和橋を過ぎるとその奥にトラス型の鉄橋。
ちょうど川の上で高速道路と交差しています。
南海本線の大和川橋梁まで来ました、
鉄道橋ではここが最も河口寄り、大和川で一番下流に架かる橋となります。
上を通過しているのは阪神高速15号堺線、ここもよく利用する道。
南海本線の鉄橋、ここも元は先の高野線や阪堺線と同じ鉄管製の橋脚だったようです。
電車が来ましたがトラスやガーダーの側板で足元だけでなく車体まで隠れるので電車の撮影向きではない鉄橋です。
下流側を見ると国道26号線に架かる大和川大橋。
この向こう側には府道29号線に架かる阪堺大橋、
そして最も河口側に位置するのが阪神高速4号湾岸線となります。
いずれもよく利用する道路です。