レンタサイクルで西桟橋へ

水牛車から降り、記念撮影に1500円払ったりしたあとで向かったのはレンタサイクル店。
ここからはレンタサイクルで竹富島をめぐります。

昨日とは違って普通の自転車。竹富島は基本平坦な島らしいので電動でなくても大丈夫そうです。
ところで、竹富島といえばアニメ「のんのんびより」の映画「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」の舞台となった場所。観光しつつ、聖地めぐりもしていきます!

まず最初にやってきたのは島の西側にある「西桟橋」。
海の方へ白い桟橋がまっすぐ伸びています。

この場所は「のんのんびよりばけーしょん」のキービジュアルになった聖地です。
今日は天気がいいので、青い海と白い桟橋の対比が美しいですね~

ちなみにこの西桟橋、竹富島から西表島へ通耕(西表島の田を耕すために通うこと)する際の出発点として使われていたそう。
今、石垣からの定期船が発着する港が「竹富東港」なのはこの西桟橋があるためでしょうね。

一番先端まで行くと桟橋は緩やかに海中へと潜っていました。
桟橋に打ち寄せる波は穏やか。
そして、桟橋の向こうに目を向けると…

例の難破船(笑)

それでは、次の場所へ行きましょう。
コンドイビーチ

続いてやってきたのはコンドイビーチ。
竹富島で一番大きなビーチです。
真っ白な砂とコバルトブルーの海!
まさに沖縄の海を体現したような美しさです。
この砂浜の特徴は遠浅なこと。
ちょっとした水遊びには最適の穏やかなビーチです。
まだ本格的な夏には早いですが、多くの方が遊びに来ていました。
のんのんびよりの映画でも、みんなここで泳いでましたね。
聖地の一つです。
遠くではサバニものんびり浮かんでいました。
星砂を探す時間
続いてやってきたのはカイジ浜!
「かいじ」といってもギャンブルでもE353系でもありません。
漢字では「皆治浜」と書くそうです。
カイジ浜といえば、別名「星砂の浜」!
この看板を見たことある方も多いのではないでしょうか?
このカイジ浜では星砂がよく採れることで有名なのです。
星砂の見つけ方は砂に手のひらを押し当てて、くっついてきた砂の中から見つけ出すというもの。
短時間でしたが、このくらい集めることができました。
※カイジ浜からの星砂の持ち出しは常識の範囲内のみ可能です(2023年4月現在)。
砂ごとの持ち帰りや大量採取は禁止されているのでご注意ください
星砂は有孔虫である Baculogypsina (和名:ホシズナ)や Calcarina (和名:タイヨウノスナ)の殻。
主に温暖な浅い海に住み、日本では沖縄県の海岸にその殻がよく打ち上げられます。
Wikipediaより引用( ja:User:NEON / commons:User:NEON_ja - 投稿者自身による著作物)
ちなみに生きているときはこんな姿らしいです。
集めるのが面倒な方は、木陰で販売もされているのでぜひどうぞ。
晴れ渡る海岸で星砂探し…
楽しい時間でした。
赤瓦の街並みを上から!
続いては集落の中へ。
やってきたのは展望台?
こちらはなごみの塔。
1953年に建てられた、島の中では高い建物です。
ですが…老朽化が進んでおり、立ち入り禁止。
でも大丈夫。お隣の建物の屋上が「あかやま展望台」という展望台になっていて、そこには登ることができます。
ということで、さっそく登頂~
入場料は100円で、写真に写っているこの箱の中に入れるようになっています。
展望台に上がると…
沖縄らしい赤瓦の家が建ち並ぶ風景を眺めることができます!
景観にとても気を使っている島のため、どの方向を向いても沖縄の原風景ともいえる景色が広がっていました。
ちなみにここものんのんびよりの映画に登場した聖地です。
楽園のような風景
上から見た後は、集落の中を散策します。
石垣と白い道、そして色鮮やかなブーゲンビリア…
まさに南国の楽園といった雰囲気です!
そこへちょうど水牛車が通りかかりました!
集落の中をゆっくりと進む水牛車、絵になりますね~
近くでは水牛車をバックに新婚さんの写真撮影が行われていました。
いい写真は撮れたでしょうか?
日差しが出てきて暑くなってきたので、ちょっと涼みにこちらのお店へ。
「ぱーらー願寿屋」というお店です。
こちら、南国パフェをいただきます!
火照った身体にマンゴーアイスが染み渡りますね~
涼んだあとで竹富島巡りを再開!やってきたのは竹富郵便局。
ここも聖地の一つです。
ポストカードを購入!
沖縄らしいデザインです。
こちらは西塘御嶽。
八重山諸島の行政長官にまで登りつめた偉人・西塘が眠る地だそうです。
竹富小中学校。
のんのんびよりの映画ゲストキャラクター、あおいちゃんの通う学校として登場しました。
小学校の近くの森にあるのが仲筋御嶽。
沖縄本島から渡来した新志花重成が仲筋村の祖として祀られている御嶽だそう。
森の中にあって神秘的な雰囲気です。
竹富島には28か所の御嶽が存在します。どれも神聖な地。立ち入りは禁止されています。
御嶽の近くにあったのが仲筋井戸。
水がとっても貴重だった竹富島において一番水量の多い井戸だったそうです。
飼い犬の尾が濡れていたのに気づいた飼い主が土を掘ってみたら水が湧き出したという言い伝えが残っているそうです。
現在も井戸からは水が湧き出しているようでした。
こちらは「やど家 たけのこ」。
のんのんびよりの映画で一行が泊まった「やど家 にいさと」のモデルとなった建物です!
実際に泊まることもできるようなので、機会があれば泊まってみたいですね。
屋根の猫みたいなシーサーが特徴的(笑)
最後にやってきたのがこちら、
先島諸島火番盛小城盛です。
異国船などが通ったときにいち早く知らせるためののろしを上げる場所で、以前訪れた波照間島にも同じものがありましたね。
残念ながら立ち入りはできなくなっていました。
そろそろ帰りの船の時間。
レンタサイクルを返してシャトルバスののりばへ。
ひょうきんな顔のシーサーがいました。

しばらく待っていたらシャトルバスがやってきました。

バスに乗って港へ。
ちなみにここものんのんびよりの聖地だそうです。

乗船するのはサザンクロス5号。
行きと同じ15分ほどで石垣港に戻ってきました。

石垣港離島ターミナルの中にあるプラネタリウムがちょうど始まる時間だったので行ってみることに。
前回訪れたとき行ってみたかったのですが、時間が合わず…今回やって見ることができました。
プログラムは「星の島に憧れて with HY」。
↑予告編はこちら

↑公式サイトから引用
八重山諸島は日本の中でも美しい星空を眺めることができる場所として知られています。
とはいえ観光客がその星空を見るのは天気に左右されるのでなかなか難しいため、こうしてお手軽に星空を眺められるのはいいですね~
ちなみに、今の時期は南十字星も見ることができるようです。
見られる時刻も教えていただいたのですが、残念ながらその時間は雲がかかっていて見ることはできませんでした。
ということで、3日目はこれで終わり。
明日はいよいよ帰る日です。
続きます。
★乗車データ
竹富観光センターシャトルバス 竹富東港行き 竹富観光センター(16:25)→竹富東港(16:30)
※2023年4月28日乗車