幻の島…?

やがて…前方に大きな船が見えてきました。
あれが先ほど西大岳の上から見た難破船。
実はこの難破船、「幻の島」のすぐ近くで座礁しているようで…
難破船が近づいてくるとまもなく「幻の島」到着です。
ひとりじめ!幻の島
船はついに「幻の島」に到着!
この島には船着き場なんてもちろんないので砂浜に直接上陸!
膝まで波に足を浸しながら島に上がりました。
ということで、これが幻の島です!
正式名称は「浜島」。
岩礁から伸びる三日月型の砂州が潮の干満によって姿かたちや大きさを変えることから「幻の島」として知られています。
ちょうどこれからが干潮時間帯。
波の下からさらに砂浜が浮かび上がってこようとしていました。
けっこう有名な観光スポットなのですが、私が訪れたときは誰もおらず…
このきれいな無人島を今の時間だけはひとりじめ!
楽しいですね~
そして…島の端には例の難破船がいます。
誰もいない無人島に難破船、まるで冒険小説みたいでワクワクしますね~
さっそく難破船のほうへ近づいてみましょう。
島の端は岩礁地帯になっていて、そこから海を挟んだ向こう側に難破船はとまっていました。
この船はパナマ船籍の中国船、「シンハイズー2」。
2023年1月24日、この場所で座礁しました。
乗組員19名は全員救助され無事でしたが、離礁させることはできずその場で解体が決定。
解体作業が進められましたが同年8月の台風6号で船体が真っ二つに破断、撤去に時間がかかり解体完了が1年以上先の2024年5月となってしまいました。
その間、積み荷のウッドチップが流出するなど環境への悪影響も懸念されていたようです。
見た目はなんともないように見えるのにもう動くことができない船。
そう考えると物悲しさを感じますね。
岩場に貝殻で作ったハートマークが描かれていました。
前にここに来た方が残していったものでしょうか。
かわいいですね。
空は相変わらず曇天ですが、それでも海の色はきれい。
しばらくの間、波とたわむれます。
ひとりじめの無人島で過ごす時間。贅沢ですね~
しばらくすると、他の船が続々と着岸してきました。
あっという間に島は大勢の方でいっぱいに。
みなさんウエットスーツ着ているのでどうやらシュノーケリングしにきたんでしょうね。
今回は上陸するだけのコースにしたので海に潜ることはありませんが、見ているとちょっとやってみたくなります(笑)
そろそろ約束の時間になったのでお船へ。
行きと同じく足を波に浸して船に上がります。
船に戻ると船長さんがロープを回収。
ゆっくりと幻の島を離れていきます。
すこし離れた場所でも海底まで見通せる透明度。
本当にこの海きれいですよね~
エンジンを唸らせ、小浜島に帰っていく船。
港に入り…
次回