前回の泉北ライナーを待っている時に通り過ぎたのが泉北高速鉄道のせんぼくんと鉄道むすめ号。
今回橋を渡るというシチュエーションでサイドのラッピング全体を写すことができたので紹介したいと思います。
まず難波方の先頭は青い車体、せんぼくんの顔に挟まれるように中央に泉北高速鉄道の社章。
中間の2両目から7両目は白に青帯の標準色、中央に「S」の文字
「E」
桜につつじに梅で春、
「M」
海に山、ウォータースライダーに昆虫採集で夏、
「B」
紅葉に祭りに焼き芋で秋、
「O」
雪だるまに温泉に鏡餅で冬
3両めから6両目までは四季をあらわしていたんですね。
よく見るとそれぞれspring、summer、autumn、winterの文字が入っていました。
「K」
2両目とこの7両目にはoutingとsportsの文字、
お出かけとスポーツがテーマですね。
そして和泉中央方の先頭はブラックせんぼくんの顔の間の中央に「U」の文字、
5000系の8両を使って社章+S E M B O K U となっていました。
このラッピングの一番の特色は、
前と後、左と右とで別のキャラクターで2とおりのラッピングが施されているということ。
概ねざっくりと北東から見るとせんぼくんで南西から見ると鉄道むすめ。
ここで先ほどなんば方面に向かった電車が戻ってきました。
ここ大和川左岸上流である南東から見ると顔とサイドが整合しませんがそれはそれで面白い。
下り和泉中央方面行きの流れで読むとUKOBMESと意味不明になります。
ここで別の日になんば駅で写した車内の様子を、
乗り込む前から内装の絵が目立っています、
運転席の仕切りにイラスト、線路が前方に続いていくように描かれています。
引きで、
座席も、
座面にレールが敷かれているようなデザイン、
中間の席だけキャラが大きく描かれています。
黒い方のキャラがブラックせんぼくんというライバルキャラなのだそう。
黒っぽくて不敵な表情からもダークサイドキャラっぽいですね。
現在この路線にグレーにピンク帯のこの配色の電車はいないので近い将来現れるのでしょうか。
この座面のイラストで見ると先に書いたサイドラッピングの社章+SEMBOKUの連続文字がよくわかるのですが、よくよく見ると現実では左右逆に繋がれていることに気が付きます。
実車は横から見ると文字の並びはUKOBMESで、赤が左で青が右に来ます、
反対側は鉄道むすめなのでこの並びは存在しないんですよね。
車椅子スペース、
連結部分から前方に向かって、
初対面の日は人も多く先を急いでいたこともあり車内をゆっくりと見まわす間もなかったのですが、他ではなかなか見ることのない味のある車内。
他にも車内アナウンスもキャラの声になっているだけでなく、和泉中央行きは無印せんぼくんでなんば方面行きはブラックせんぼくんと上りと下りで使い分けていたり。
ブラックの方が声色もやや生意気口調でダークサイドキャラらしく演じ分けられています。
ここでまた場面を最初の浅香山駅の近くに戻します、
和泉中央から折り返してきた上りなんば方面行きせんぼくん号。
この角度だと顔も側面もせんぼくんで揃っています。
S
E
M
B
O
K
U、
なんばに向かって走り去っていきました。
これまで
運行初日にいきなり遭遇し乗車したり、
セレッソラピートにかぶってきたり
と何かとご縁のあったラッピング電車なのですが、左右非対称なだけではなくいろいろユニークなアイデアが詰め込まれていて見て乗って楽しい電車に仕上がっています。
今回はサイドA、山側のせんぼくんだけの紹介となりましたが、サイドBの海側の鉄道むすめについてはまた次回以降に。