JR東日本の博多行きの「あさかぜ」は24系25型の金帯でグレードアップされ、食堂車やデュエット、カルテットなどを連結した豪華編成に。
一方JR西日本編成の下関行き「あさかぜ」は「瀬戸」と同じB寝台だけのショボい編成でしたが、グレードアップしようってことでロビーカーやA寝台車を連結することになりました。
というわけでロビーカーのスハ25と共に登場したのがオロネ25 300番台です。
オハネ25(100番台)の改造車で、オリジナルのオロネ25とは随分外観が違います。
全部で5両が登場し、「あさかぜ」「瀬戸」の両列車で活躍しました。
A個室はオリジナルのオロネ25は14室でしたが、300番台は10室です。
モデルはTOMIXの#92940「さよならあさかぜ」より。
さよならセットは実車どおり床下がグレーとなっています。
車番はオロネ25 302です。
こちらはオロネ14 300(出雲2,3セット)
比較用に出してみました。
個室側の窓はいずれのオロネも開けなおして大きくされていますが、廊下側の窓はオリジナルのままの形状です。
窓配置なんかは両車同じですね。
オロネ14 300とよく似ていますが、ちゃんと作り分けがされています。
作業員用のつかみ棒が車体中央よりに付いています。
ちなみにオロネ14 300はこちら(出雲2,3セット)
ルーバーの位置など細かいところも違ったり、クーラーもこちらは出自が14系なのでAU76です。
反対サイド。シャワールームも設置されています。
台車・床下の色が違うだけで随分印象が変わります。
室内の様子 オロネ25 300 左から個室が10室、右がシャワールームですが、さすがにそこまでは再現されていません。
オリジナルのオロネ25と比べて若干部屋が広くなり居住性がアップしています。
0番台は狭かったですね。
こちらはオロネ14 300 同じく個室10室ですが、微妙に違う・・・
床下は色が違うだけで同じパーツです。
床下パーツはオシ24のものと思われます。
シャワールームがあるので水タンクは多めですかねえ。
ということで、グレードアップされたあさかぜのオロネ25でした。
あさかぜ廃止後は3両が廃車となり、2両が日本海に転用されましたが日本海を最後に全車廃車となりました。
日本海では2両しかオロネ25がなかったので、あかつき用のオロネ14を日本海との共通予備車として配備していたらしいです。
JRになってから予備車の配備も最小限になっていたんですね。
実車は何度も見てるのに写真は撮っていませんでした。
やっぱり機関車ばかり撮ってたのを後悔しています。