転んでもタダでは•••

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 昨日はゆっくり起きて新潟県上越市の国道18号線近くへ所用のため車を走らせました。


 ちょっと寄り道をして長野県側の信濃町で森の空気を堪能しました。木々の間から見えるはずの黒姫山や妙高山は濃霧に覆われて見られませんでした。

 まだ小雨が残っていて、時折吹く風に木々が踊ると新緑からポタポタと雫が落ちてきます。



 県境を信越大橋で越えて新潟県に入ると妙高市は雨足がまだ強くて一旦上越市となる中郷付近までは間欠ワイパーでは間に合わないほどでした。

 所用を済ませている間に雨も上がって雲の切れ間から青空も覗いてきたのでドライブがてら柏崎市のいつもの場所へ向かってみました。


特急しらゆき5号新潟行
 青空が急激に広がって、それを映す青い日本海を期待してやってきてみましたが残念な空でした。
 雨こそ熄んでいたものの、上空はまだ厚い雲に覆われていました。
 風はそれほど吹いていなかったと思いましたが、こうして動画で記録すると風の音がかなりの雑音となっていますね。

 実はこれで撤収するつもりで国道8号線を上越市方面に戻り始めたのですが、何だか急にお腹が痛くなったので(車内温度が暑かったので両方の窓を開けて走ってきたから冷えたのでしょう)、「緊急事態」になる前に早めに柏崎市と上越市の境付近の「もしもしピット」にトイレがあったのを思い出してそちらで用を足してきました。
 そのおかげで少し時間を潰せば上りの「しらゆき6号」がやってくる時間になるというわけで笠島や青梅川あたりへ向かったりしてどこで写真を撮ろうかと模索したのですが、結局先刻の場所へ戻ってきました。
 青空が広がっていれば青梅川か鯨波あたりでとも思ったのですが、こちらは私が好きな画は青空を映す日本海が美しいときか夕暮れ時•••天候に恵まれない時や波が荒れている時は遠くまで俯瞰できるこの場所の方が好きなのです。
特急「しらゆき6号」上越妙高行
 やってきたのはこの春にJR東日本秋田総合車両センターに入場して、かつて日本海縦貫線を駆け抜けていた上沼垂運転区(現•新潟車両センター)所属の485系が纏っていた上沼垂色を復刻したE653系H202編成
 最近の記事でこの編成に出会えることを期待して空振りばかりして6度目にやっと撮影したことを述べましたが(6度目の正直というタイトルです)、今回はお腹が痛くなって用を足したおかげで撤収を遅らせたために思いがけず出会えました。
 いつもは速度を落とさず通過してゆくのに何故か減速しながらゆっくりと走り去っていきました。

 余談ですが、1枚目の動画の「しらゆき5号」と2枚目の動画の「しらゆき6号」は昨年の10月に直江津駅〜柏崎駅の間を往復乗車した列車で、その時の「しらゆき5号」H202編成でした。もちろんその時は他の編成と同じカラーでしたが•••。

昨年10月の動画(直江津にて)

 E653系JR東日本常磐線特急「フレッシュひたち」用に新製され茨城県の勝田車両センターに配置され、基本7両編成と付属4両編成の2種類の編成が存在していました。

 常磐線の特急列車用に新型のE657系が導入されて常磐線いわき〜仙台間の東北地域間特急列車に転用される計画もあったようですが、東日本大震災により常磐線北部に長期不通区間が発生、予定を変更して羽越本線の特急「いなほ」で使用されていた国鉄型車両の485系の老朽化に伴う置き換え用として耐寒耐雪強化工事や一部車両の半室グリーン車化改造などを行い、E653系1000番台として新潟車両センター(旧上沼垂運転区)に転属しました。


 その後、北陸新幹線長野〜金沢延伸開業に伴って廃止された信越•北陸本線の特急「北越」および新井〜新潟間の快速「くびき野」に代わって「北越」が担っていた北陸3県と新潟県内各都市とを北陸新幹線から上越妙高駅で接続して連絡する使命と「くびき野」がになっていた新潟県内各都市間連絡という両方の使命を併せ持った特急として信越本線に新設された特急「しらゆき」用に4両モノクラス編成として同じく耐寒耐雪強化など1000番台同様の改造を行ったE653系1100番台が勝田から新潟へと転属して現在では「しらゆき」と新潟〜酒田間運転のいなほ3号」「いなほ10号」に使用されています(いなほ3•10号に関しては他のいなほとと同じ1000番台7両編成で運転される日あり)。


 4両編成はH201〜H204の4本が存在します。

 さて、「しらゆき」「いなほ3•10号」にみなさんが乗車する機会があるとするなら果たして旧上沼垂色のH202編成に当たるかどうか•••?