海の幸が味わえるお宿
大船渡線BRTで気仙沼駅に到着しました。
今日は気仙沼泊です!
お宿の方が迎えに来てくださっていたので車に乗車して宿に向かいます!
道すがら運転手さんが気仙沼について語ってくださいました。
その中には津波の話もあって。このあたり一帯が津波に襲われたと…
車の中からは街なかにある防潮堤の姿も見えました。
到着したのはこちら!
網元の宿 磯村です。
こちらのお部屋に泊まります。
このお宿の魅力といったらやっぱりお食事!
夕食タイムがやってきたのでレストランに向かいます。
こちらが夕食!
気仙沼ということで海の幸がたっぷり。
定番から珍しいものまで、いろんな海の幸が並んでいました。
その中でも一番珍しかったのがこちら!
なんと「サメの心臓」なのだとか。
酢味噌につけていただきました。けっこう柔らかいですね。
ホタテの炙り焼き。
大きな貝殻をお鍋代わりに。
食欲をそそりますね~
季節の焼魚(名前忘れちゃいました…)
メカジキの煮付け。
形が似ていることから、「ハーモニカ」とも呼ばれるそうです。
脂がのってる…!
そして、気仙沼ということで、フカヒレも登場!
独特の食感を楽しむことができました。
食後は屋上のウッドデッキへ。
気仙沼の街並みを眺めます。
遠くに見える橋は三陸道の気仙沼湾横断橋。
夜の街に光り輝く姿を見せていました。
朝食も海の幸!
おはようございます。
2023年4月2日、旅は最終日です。
まずは朝食へ。
こちらが朝食!
土鍋が鎮座しています。
蓋を開けてみると…
ふわっと湯気が立ち上って、中にはつやつやの炊きたてご飯が現れました!
この炊きたてご飯、2種類の食べ方があるようで…
まずは海鮮を盛り付け、上から卵を載せて…
ばくだん丼!
卵が絡んで美味しい…!
お次は…メカジキの西京焼きにだし汁をかけて…
お茶漬け!
朝も気仙沼の海の幸を満喫です♪
朝食後、もう一度屋上のウッドデッキへ。
屋上から眺める気仙沼の街並みは、まだまだ空き地が多く…
震災から12年が経過しましたが、復興したとは言えない現状を目の前に突きつけられた思いです。
シャークミュージアム
一晩お世話になった網元の宿磯村をチェックアウトし、気仙沼観光へ!
やってきたのはほど近く、「気仙沼・海の市」です!
ここの見どころは…館内にある気仙沼シャークミュージアム!
サメの街・気仙沼ならではの施設ですね。
さっそく中へ~
まず最初はサメではなく、東日本大震災の展示から。
実はここシャークミュージアムもあの日の津波で大きな被害を受けた場所なのです。
気仙沼は津波だけでなくその後に発生した火災で甚大な被害を受けました。
その後、どのようにして復興の道を歩んでいるのか、その様子をうかがえる展示となっていました。
震災関連の中でこんな展示がありました。
「気仙沼 夢のイラストマップ」と題されたイラストは、震災から3年後に制作されたもの。
気仙沼の復興を思い描いたマップの中には…
「JR南気仙沼駅」の文字。
300台の無料駐車場を持ち、仙台まで1時間30分……
※なお、2024年4月のリニューアルで震災関連の展示は撤去されています。
他の震災伝承施設が整備されたことが理由のようです。
いよいよサメゾーン!
気仙沼はサメの水揚げ量日本一を誇る街。
もちろんフカヒレは有名ですが、肉はすり身に、軟骨はサプリに、皮は鮫革製品にと余すことなく活用されているそうです。
一番の目玉はこちら。
ホホジロザメのオブジェです!
口を大きく開けた姿はかなり恐ろしげ。
しかも並ぶ歯は本物だそうです!
海で遭遇したら…と考えるとぞっとしますね…
館内にはサメの展示がいっぱい。
生態や種類はもちろんのこと、
サメに襲われないためにはどうしたらいいかも教えてくれます!
危険なサメ、でもそれよりもっと恐ろしいのは……?
種類は少ないですが、本物のサメも水槽で泳いでいました…!
-20℃!氷の水族館
続いて訪れたのは、同じ建物内にある、氷の水族館。
漁業が盛んな気仙沼の製氷技術を活かした施設です。
さっそく防寒着を着て-20℃の世界へ…!
中に入ると、氷に覆われた幻想的な空間が広がっていました。
まるで泳いでいる最中に時を止められてしまったかのような魚たち。
時折プロジェクションマッピングが行われ、寒いのを忘れて見入っちゃいました…!
オリジナルキャラクター「ホヤぼーや」くんもかわいい…!
水産コーナーには三陸名産のホヤなどのいけすや…
昨日食べたメカジキ(ハーモニカ)、
モウカのホシ、つまりサメの心臓も販売されていました。
そんな海の幸を水揚げする魚市場を見学できるデッキがあったので行ってみます。
屋上を通っていくと…
ここが気仙沼市魚市場。
カツオ、サンマ、メカジキ、サメなど、全国屈指の水揚げを誇る魚市場です!
すでに競りが終わった時間ではあるものの、
広大な施設からその賑わいぶりが感じられますね。
積み上げられた…いけす?
大きい…
魚市場の屋上からは、遠洋漁業のための大きな船がたくさん止まっているのが見えました。
なかなか壮観ですね。
再び海の市に戻ってきました。
地上階にもどるときに見つけたのがこれ。
東日本大震災の津波でどこまで浸水したかを示した看板です。
エレベーターの扉高さの2倍ほどまで浸水したようですが…
見上げるとこんな感じ。
こんなに高くまで浸水するなんて…
改めて津波の恐ろしさを認識しました。
それぞれの味の違いを感じながら堪能しました。
美味しかった…♪
珍しい立ち恵比寿
最後に、気仙沼湾を眺められる場所へ向かいます、
海沿いを歩いていきます。
海岸は全部防潮堤で囲まれているみたいです。
やってきたのはこちら!
神明崎に浮かぶ「浮見堂」です。
2020年に再建されたばかりだそうです。
ここからは気仙沼湾を眺めることができます。
穏やかで、いい景色ですね。
さて、ここの見どころはもうひとつ。
こちら、恵比寿像です。
座っている姿が一般的だそうですが、こちらは立ち姿で珍しいのだそうです。
東日本大震災で流されて再建されたものですが…
実は、先代の恵比寿像も海中から発見され、引き揚げられて少し離れた高台に鎮座しています。
浮見堂が再建されるときに見つかったそうで、再び気仙沼の街を見守っています。
ちょっと木に覆われてますが、2代目が置かれている高台からの景色もきれいです。
帰る途中でこんなものを見つけました。
こちら、「港町ブルース」の歌碑です。
歌詞の中に気仙沼市が登場することから、歌碑が設置されたそう。
ボタンを押すとメロディーが流れ出しました。
それを聞きながら碑の後ろを見ると、震災前の写真が貼ってありました。
この碑も津波被害を受け、再建されました。

帰る途中、港のすぐそばを通ります。
ちょっとしたフェリーくらいの大きさの船がずらり。
根室に釜石、いろんなところから集結しているようです。
さすが好漁場「三陸沖」を擁する気仙沼なだけはありますね~
気仙沼線BRT
そろそろ気仙沼を離れる時間。
最寄り駅へと歩きます。
やっぱり空き地多いですね…
やってきたのは南気仙沼駅。
先ほどシャークミュージアムで見た夢のマップで「300台無料駐車場」とか「仙台まで1時間30分」と書いてあった駅ですが…
現実は厳しい…
とはいえ、鉄道よりも便利な気仙沼線BRT。
ちょうどその実例を示す便がやってきました。
専用道を走ってきたBRTが…
遮断機を上げて外へ。
この便は気仙沼市立病院経由のバス。
専用道から離れた場所に寄り道できるのもBRTのいい面です。

気仙沼方面のバスを待ちます。
ここは元から駅だった場所で、鉄道時代は2003年に交換設備が廃止され、1面1線でしたが、BRT化で2面2線の交換設備設置駅へとグレードアップ(?)しています。
少し待っていると気仙沼行きのBRTがやってきました。
乗車します。
気仙沼まではずっと専用道区間。
まずは大川を渡ります。
不動の沢に停車。
ここは鉄道時代からある駅です。
新たに設置した東新城に停車。
終点の気仙沼に近づくと、線路が並行してきました。
大船渡線残存区間です。
14:06、BRTは気仙沼駅に到着しました。
続きます。
★乗車データ
気仙沼線BRT 1937K 気仙沼行き 南気仙沼(13:59)→気仙沼(14:08)
※2023年4月2日乗車
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