北海道在住の私にとって沖縄県の鉄道「ゆいレール」を走破することは非常にハードルが高いものの、JALのタイムセールのおかげで今週末に悲願が適いそうです。
そんな矢先、残念なお知らせが飛び込んでまいりました。
未乗路線2路線のニュースです。
やっぱりそうなるよね~
既にメディア等でご存じの方も多いと思いますが、残念なお知らせは2件。
1件目は「JR津軽線」。
この路線は起点「青森駅」から終点「三厩駅」を結ぶ55.8kmの路線で、過疎地のローカル線と思いきや、実は物流の大動脈。
JR東日本による旅客営業運転は前述の青森駅から三厩駅で行われていましたが、22年8月の大雨災害による被害で今でも「蟹田駅⇔三厩駅」間で運休が続いています。
私がJR東日本の乗りつぶしを始めた矢先の天災でしたので、起点青森駅から蟹田駅間を乗りつぶして、部分走破のまま終わらせていました。
しかし運休となる以前から住民の交通の利便性向上を目指し、蟹田駅~三厩駅間ではオンデマンドタクシーやバスの実証実験を行っていたところ、「タクシーは家の前まで来てくれるからJRより便利じゃね?」と住民の反応は抜群に良くて、JR不要論まで生まれていたそうです。
このような路線(区間)でしたので、天災で運休になっても地元自治体支援による復旧が見込めるわけがありません。
幾多の協議の結果、今回の結論に至った模様です。
復旧の見込みが立たなくなった今、このまま廃止となるでしょう。
これは私が以前このブログで記載した想定通りの流れです。
これにより津軽線は
◆起点:青森駅 ⇔ 終点:三厩駅 総延長距離55.8km
◆起点:青森駅 ⇔ 終点:蟹田駅 総延長距離27.0km
の路線となります。
しかしこれは旅客営業運転上の距離で、気になるのは前述した「物流の大動脈」という点。
そうなんです。
この路線は途中の蟹田駅の先「中小国信号所」で分岐して、青函トンネルに連絡しているんです。
本州と北海道を結ぶ、鉄道物流はこの津軽線と青函トンネルを利用して結ばれており、津軽線はその要ともいえる路線。
旅客営業は蟹田駅までの27.0kmなんでしょうが、路線の終点はその先の「中小国信号所」となりそうです。
蟹田駅⇔中小国信号所間は短絡線扱いとなるのでしょうか・・・
続けて2件目は「黒部峡谷鉄道」。
一般的には「黒部峡谷トロッコ鉄道」と言われている観光列車です。
この路線、今年1月1日(元旦)の能登半島地震にて途中にある「鐘釣橋」が落石にてダメージを受け運休中です。
現在復旧工事中とのことで、10月1日運転再開を目指すとの広報発表がありましたが、昨日「損傷が想定以上に大きいことが判明」とのことで今シーズンの復旧を断念するとの発表がありました。
もともと10月1日運転再開とのことでしたので、10月以降積雪までに乗りに行こうかと考えていましたが、今シーズンは断念です。
廃止・廃線にならなければ、いつかは乗りに行けますので焦る必要はありません。
目先の利益に目がくらむことなく、是非安全第一で工事を進めていただきたいですね。