三陸鉄道リアス線に乗車!
SL銀河で釜石駅にやってきました!
釜石駅の駅通路、SL銀河に合わせて天井が星空ライトアップされていました。
駅改札口で地元の方が本物の石炭を配っていたのでいただき、外に出てみます。
釜石駅は釜石線の終点駅。
JR東日本のホテル「ホテルフォルクローロ三陸釜石」が併設されています。
さて、ここから乗るのはJR駅のお隣、三陸鉄道です。
三陸鉄道は旧国鉄宮古線・盛線および鉄建公団によって建設中だった区間を引き継ぎ1984年に開業した第三セクター会社です。2011年の東日本大震災で大きな被害を受けつつも復旧を遂げ、2019年には山田線宮古~釜石間をJR東日本から引き継ぎ、盛~久慈間163.0kmの日本一長い第三セクター路線となっています。
今回乗車するのはそのうち釜石~盛間。山田線移管前は南リアス線と呼ばれていた路線です。
駅舎に入り券売機できっぷを購入…はしません。
今回使っているのがこちらのきっぷ。三陸鉄道への連絡きっぷで盛まで乗車できます。
ということで切符を見せてホームへ。
三陸鉄道のホームは1面を除きJRと共用しています。
ホームからは今日の仕事を終えたSL銀河のキハ141が自力構内入れ替えを行っているのが見えました。
客車ではなく気動車ならではの光景ですね。
停車したキハ141はさっそく明日の花巻行きの運行に向け整備作業。
係員が煤で汚れた車両を丁寧に洗っていました。
奥のほうでは、C58 239も休憩中。
さて、次に乗る列車がやってきました。
三陸鉄道36-700形気動車。2013年より増備が開始されれ、現在は総勢14両と三陸鉄道で一番数の多い形式です。
クウェート国旗が描かれたヘッドマークを付けていますが、これは初期車両がクウェートからの支援で製造されたためだそう。
車内に入ります。
中はボックスシートが並ぶ構造。
窓も大きく、三陸の景色を楽しめそうですね。
お誕生日に恋し浜駅へ!

定刻通り釜石を発車。
まずは甲子川を渡ります。
川を渡ったところでさっそく釜石トンネル(1857m)に入りました。
釜石以南は日本鉄道建設公団(現・鉄道建設・運輸施設整備支援機構)により建設された区間。
比較的後年に建設されたため、トンネルや高架橋が多用されているのが特徴です。

釜石から2つ目、唐丹に停車。

カラフルなラッピング車両とすれ違います。

三陸鉄道、トンネルが多いとはいえ、ところどころで海を眺めることができます。
このあたりの海岸は路線名にもなっているリアス海岸であり、とっても風光明媚なのですが…
このリアス海岸の地形が津波被害を大きくしているという側面もあります。

吉浜に停車。
東日本大震災で被災した南リアス線のうち、最初に復旧したのが吉浜以南だそうです。

そのお隣、三陸に停車。
名前は以前あった自治体、三陸町 に由来するそうです。

再び海が見えてきました。

その海を取り囲むようにそびえる防潮堤。

このあたりが津波襲来地ということを実感します…


トンネルと高架橋を通り、いつの間にか高台に登ってきました。

青い駅名標が特徴の駅に停車。
恋し浜駅です。

以前は「小石浜」という名前でしたが、地元産のホタテブランド「恋し浜」にちなんで2009年に改称されました。

その経緯にちなみ、駅舎内にはたくさんのホタテ貝の絵馬が掛けられています。
そしてこの駅…

私がいつもやっている位置情報ゲーム「ステーションメモリーズ(駅メモ!)」の初期でんこの1人、「恋浜みろく」ちゃんの名前の由来です!
そして今日は1984年4月1日の三陸鉄道南リアス線開業からちょうど39年。
みろくちゃんの誕生日も同じ4月1日であり、お誕生日に聖地巡礼できました。
お誕生日おめでとうございます!

恋し浜を出た列車は大船渡市の街なかへ。

片側1車線の道路が近づいてきましたが、これはただの道路ではなく大船渡線BRTの専用道。

終点の盛に到着しました。

次回はさらに先に進みます。
★乗車データ
三陸鉄道リアス線 5216D 普通 盛行き 釜石(15:46)→盛(16:35) 36-700形 36-706
※2023年4月1日乗車
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