生活のパターンとしてはそろそろ山歩きの順番だが、この週末かなり暑い予報だ。翌日はオカリナの先生のいわば追悼コンサートだし、リスクの高い行為は自粛しないと。そこで沿線のバラが盛りのはずの都電荒川線に乗ることにした。

 

 

 8年前に荒川線の終点三ノ輪橋からバラを見ながら荒川自然公園を経由して町屋駅まで散歩したことがあるが、沿線でもう1箇所バラの多い荒川車庫から荒川遊園地付近を歩いていなかった。

 

 

 前回は律儀に高田馬場近くから終点まで都電に1時間近く揺られたが、今回は山手線と交差している大塚駅から乗った。この駅前にもバラがたくさん咲いていた(上の2枚)。

 

 

 王子を過ぎて二つ目の梶原電停で下車、歩き始める。沿線にバラが満開だ。

 

 

 次の荒川車庫前で線路が分岐している。その先を見ると、駅名から当たり前だが都電の車庫。しかも隣には「都電思い出広場」という無料施設があり、鉄道模型の世界でよく覚えている都電PCCカーなどの実物があった。

 

 

 中に入って見学もできる。おお、懐かしい名古屋市電ではないものの、けんじいが大学生になり上京したときにはまだ走っていた都電なので少し興奮した。

 

 

 次の荒川遊園地前まではバラが続く。バラでいっぱいの入り口(次の次の写真)に誘われて、遊園地の方向に向かったが、遊園地は遊園地だ。おじいさんにはお呼びではない。

 

 

 そこでその奥にある隅田川の水上バス乗り場に行ってみたが、運行は限られた日のようで待っていれば来るわけではなさそう。

 

 

 仕方がないので、小台電停から再び都電に乗り町屋でランチ。レストランの雰囲気がちょっと都心と違う。向かい合わせの席におじいさんが2人食事をしているが、これは友人でも何でもなく単なる相席。

 

 

 新宿でも世田谷でもこういう座らせ方は近年絶対と言うほどしないが、普通に行われている。おばさん同士などはすぐに友達のように会話を始めた。下町出身のけんじいも思わず話に入りたくなったが、さすがにそれはせず、町屋から千代田線に乗った。