平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

もしもGV-E197系の客車列車が誕生したら乗車率はどうか?

重量感ある機関車牽引でこそ満足?客車に乗れれば満足? JR東日本の計算術は

ぐんま車両センターのDV-E197系気動車による12系客車牽引情報を、複数のブログで拝見しました。

DV-E197系気動車は、砕石輸送や砕石散布作業用の貨車(ホッパ車)牽引を主な用途とする事業用車両ですが、客車の牽引には驚きがありました。

今後の事業用機関車廃止方向から今後、客車列車を存続していくならば、違和感はあってもDV-E197系気動車牽引に置き換えても決して不思議ではありません。

あるいは現行機関車を一部存続させ、検査時の代替えや、機器の不具合時に備えた代替え機の含みが今回のDV-E197系気動車牽引にあるのかもしれません。

JR東日本の機関車全廃は、あくまで事業用途の種別に該当する機関車に限られるでしょうか。

 

DV-E197系気動車牽引の客車列車が誕生したら乗る?乗らない?

以下は、高崎を起点とするイベント用の客車列車や臨時列車の牽引機が仮に、もしもDV-E197系気動車となった場合の想定話です。

深い意味はありませんのでご了承ください。

 

上越信越、吾妻、両毛、高崎の各線等で客車の団体列車や臨時列車が設定され、牽引機がDV-E197系気動車の場合、列車乗車率に変化は起きるでしょうか。

あくまで客車、すなわち旧型客車、12系客車に乗れればよい、機関車にはこだわらない人の割合はどの程度でしょうか。

蒸気機関車電気機関車あるいはディーゼル機関車という、重量感のある機関車牽引があってこそ客車列車に乗る動機でしょうか。

 

ちなみに筆者は後者、機関車牽引の前提であってこそ乗車欲が沸くタイプです。

機関車牽引列車特有の出発直後の揺れ、機関車の加速、減速時の揺れ、上り急勾配との戦い、停止直前の揺れを味わいたいからです。

また、機関車に近い最前部での機関車の唸り、最後部の窓から眺める機関車の力強い牽引の姿も乗りたい動機です。

客車内からの車窓、車体の揺れ、台車からの音、空気圧の音、車内放送、他の旅客の様子などは、機関車が何であれ、直接関係ないかもしれませんが、重量機関車が先頭で牽引している前提での味わい、感動と思っています。

過去の思い入れによるものですが、気動車形式の牽引では旅客気動車に牽引されている気分から抜けきれません。

 

余談ですが、最後部車両から曲線区間を走行中、先頭のDV-E197系気動車の牽引姿を見た時に、もしも車体色が黄色でなくDF200形に似た色であったなら、DF200形牽引かと錯覚し、少しは気分が変化するでしょうか。

また、砕石輸送貨車の後ろに客車を連結した混合列車だったら面白いのにと、勝手に想像したりしました。

 

DV-E197系気動車が客車牽引となった時の関心事は

JR東日本は今後の客車の団体列車、臨時列車をDV-E197系気動車牽引も行なうのか。

行なうとしたら、検査時等での一時的な代替え運用か。

有機関車を将来的に置き替えて客車列車の先頭に立っていくか。

 

その際、JR東日本は客車列車での集客力をどのように見込んでいるか。

本来の機関車牽引でこその乗車率と見ているか。

どの機関車の牽引であろうと、旧型客車、12系客車乗車には変わりなく、利用率に影響しないと捉えているか。

「SLぐんま〇〇」「ELぐんま〇〇」「DLぐんま〇〇」の列車名は、「DCぐんま〇〇」または「GVぐんま〇〇」「GVーEぐんま〇〇」になるか。

磐越西線「SLばんえつ物語」などでも、検査等での代替えやSL不調時にDV-E197系気動車充てることはあるか。

 

見方を変えれば客車列車が残るだけでもありがたいとも言えます。

釜石線の「SL銀河」では本来の客車でなく実態は気動車だったように、頭の切り替えが必要なのかもしれません。

 

2024年夏以降のJR東日本臨時列車の情報、今後の動きに注目したいと思います。

 

※ 写真は本文と無関係です。