185系による足利への旅は、実はおよそ1年ぶりのことになる。
あしかが大藤まつりで花を愛でましょう、なんて気持ちはさらさらない中年男子。
親戚や友人が近くにいるわけでもない。
しょうがねえなまったく…と自らに苦笑しながら、今年も185系を追う。
しかも今年は、緑帯のC1編成。
この一年で随分と、185系を巡る扱いは変化したものだと思う。
いや、このほうがきわめて普通のことなのかもしれないが。
さて、次なるポイントは赤羽。
ここはただ埼京線に乗り換えるためだけの利用のはずだったが…
当の埼京線が遅延気味で、それを考えるとワンチャン狙えるのでは?と踏んだのである。
果たして、まずは「スペーシアきぬがわ」の送り込み回送を捉え…
この時点では、後追いまでバッチリ!だったのだが。
9:19。
ググッと引きつけてきたところで、
背後から銀の影が!!
…発車列車に被られた。
ありゃあと思いつつ、後追いのために振り返ると
もう遥か先へ。
トリミングをギリギリして、3割成功といったところだろうか。
あわや赤羽滞在が思い切り無駄になるところだった。
その後は、遅れていた埼京線で池袋に向かった。
ここでは、確実に185系に先行できると踏み、山手線に乗り換えるという考えでいたのだが…
えっ、もう来てしまった!
埼京線の遅延ぶりはなかなか深刻で、埼京線で到着するとすぐに2番線へ!
こりゃ、山手線の駅ではもう撮れないな…
そう半ば諦めたのだが…
おや??
埼京線の遅延とそもそもの列車順序の問題なのか、185系は最徐行。
ついには、そもそも通過のはずだった2番線に停車してしまった。
これなら…いけるかも!
そう踏んでまたまた慌てて、山手線に乗り換える。
既に目白では多数の撮り鉄が待機、かつそもそもの撮影環境が宜しくないため、さらに進みー。
学生時代の馴染みの街、高田馬場へ。
飲料自販機より先が入れなくなっていたのは想定外ではあったが。
後日別の撮影で分かる事になるのだが、ここのところの一部の撮り鉄マナーの影響は、こうした
普通にやっていればちゃんとできる場所でも、過剰に見える規制となって現れてきている。
その厳しい現実を、どれだけ真摯に受け止めているのだろうか?
そして、9:44。
既に、新宿到着予定時刻(9:39)は過ぎていた。
約10分ほどの遅延で、C1編成がやってきた。
懐かしい遊び場BIG BOXを背に、今日の乗客の待つ新宿へ。
つくづく、折り返し余裕時間が取られたダイヤで正解だったなと思う。
…が!
こちらの余裕がだんだん無くなってきた。
あくまで目的は、乗ること!
しかも、新宿駅の発車番線は…
ということで、まだまだ混む山手線のホームを端から端へ!
早足になりながら、次に急ぐ!!