山陽電鉄、2024年度から6000系の新造再開へ

山陽電鉄、2024年度から6000系の新造再開へ

山陽電鉄は、今年度決算発表と同時に2024年度の設備投資計画を発表しました。

これによると、中断していた新型車両6000系の製造再開、および5000系のリニューアル施工が再び行われるようです。

 

1~3本を予定

6000系投入の具体的な編成数については発表されていませんが、2023年発表の中期計画計画において9両を新造予定としていました。

このことから、今年度に出てくる6000系(3両編成)は1~3本とみられます。

一方、5000系の更新については移動円滑化取組計画書から「1編成6両」と具体的な数が示されています。

 

 

電鉄に投資増

山陽電鉄本体への投資額は2023年度(24億5400万円)の2倍超えとなる、57億5300万円となっています。

山陽電鉄への投資内訳【総額57億5300万円】

・6000系車両の新造
・5000系車両の制御装置、内装更新
・変電所更新(天満・東二見)
・垂水の高架下耐震補強工事
・モルティ垂水リニューアル
・次世代乗車券への対応工事…

もちろんこの内訳は車両だけでなく、変電所の更新や耐震補強なども含まれますが、グループ全体の設備投資額60億円の殆どを占めていることから、いかに力を入れているかがわかりますね。

 

6000系の本数

6000系の投入年次は以下の通り。

2016年…3両2本
2017年…3両6本
2019年…3両2本
2020年…3両1本
2021年…3両2本
2022年…3両1本

ナンバリングとしては既に6017Fまでが竣工しており、次に製造される車両は6018Fあたりになるでしょうか。

6000系もかなりの大所帯になってきましたね。

 

関連リンク

【山陽】3000系3030Fが廃車陸送

【山陽】阪神車庫にて被災した5000系、4両が廃車へ

参考文献

  1. 山陽電気鉄道「2024年3月期 決算補足説明資料
  2. 山陽電気鉄道「山陽電鉄グループ長期ビジョンおよび中期経営計画(2023 年度~2025 年度)の策定について
  3. 山陽電気鉄道「移動円滑化取組計画書」、令和5年6月

今週の鉄道イベント情報

6月4日(火)
6月5日(水)
6月6日(木)



関西系私鉄カテゴリの最新記事