一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線旧型国電最後の力走29(13025)

1982/03/10 飯田線 大田切/宮田、245M 辰野行、
クモニ83101/クモニ13025/クモハ54125/クハ68418

 今回は、①の245Mのクモニ13025。

ただし通常はクモニ13は先頭には出ないため、横に近い視点の走行撮影の画像を選定。

快晴のため背景の中央アルプスは素晴らしいが、車両の光線はとても苦しい状態。

 

 クモニ13は豊橋機関区に2両配置で1両使用。基本的に、豊橋/辰野間を1往復する。

下りは、①荷2041/245Mの3両目。上りは②荷2042Mの2両目、1232Mの2両目になる。

運用中に正面が見られるのは、②荷2042Mの下り第1エンド側のみとなってしまう。

なお第2エンド側は通常は中間使用であるため、なかなか正面を見ることがなかった。

 

 2両のクモニ13は同型車であるが、区別は可能。ただし少々困難が伴う場合がある。

荷2042Mの下り側正面が見えれば、行先表示板受け、正面中央窓等で区別は基本可能。

あるいはクモニ83代用等で上り側正面が見えれば、これも以下参照で可能と思われる。

なお、クモニ13025の上り側第2エンド正面の画像は自分では撮ることが出来なかった。

そのため、写真で綴る飯田線の旧型国電増補版P128中段右側の画像を引用です。

クモニ13区別1、正面

 

 245Mに入ったクモニ13の場合は、側面から判断となってしまう。基本相違は有り。

荷物室ドアは2枚ガラス+横手摺1本であるが、2枚ガラスの場所があり、区別可能。

ただし、荷物室ドアが奥まった位置のため、斜めからの撮影画像では判別困難な場合。

また荷物室ドア窓は下に開けられる。夏季は窓を降ろしてしまい判別できない可能性。

このため、245Mに入ったクモニ13の区別が単純には困難な場合が少なくなかった。

もし同日で荷2042も撮影であれば、こちらから判断は可能。

クモニ13区別2、側面

 以下資料まとめです。

なお1980年から1983年頃になります。それ以前は異なる画像もあり、ご注意です。

(クモニ13025の上り第2エンド側は1978年の資料からになります)

クモニ13区別3、一覧表

 

 なおもし間違い等ありましたら、修正させていただきます。

 どうかよろしくお願いいたします。

 

 

  参考:決定版 旧型国電車両台帳

     国鉄電車の歩み(30系から80系まで)、

     国鉄電車ガイドブック 旧性能電車(下)

     写真で綴る 飯田線の旧型国電 増補版

     飯田線 旧型国電等(上)二扉車・合造車

     ザ・ベストNゲージ旧型国電 珠玉のNゲージ作品集

     JTB時刻表1981/12他