転轍器

古き良き時代の鉄道情景

豊橋発豊川行827M4輛編成

 豊橋発豊川行4輛編成が小坂井に入って来た。前寄り3輛は外観の異なる2扉車で、初めて見る飯田線の旧形国電はとても新鮮に映ったものだ。3扉や2扉車が混在する編成の組み方は通勤形や近郊形、急行形が入った気動車編成と似ていると思った。 飯田線小坂井 S51(1976)/3/26

 1輛め クモハ42009〔静トヨ〕
 連結面の第1エンドは屋上から床下への配管や乗務員扉横のステップ等のディテールが格好良く見える。パンタグラフもPS11なのでとてもスマートに映る。

 2輛め サハ48034〔静トヨ〕
 飯田線の先頭車は運用番号が表示され、この4輛編成は「32」が掲示されていた。30番台は両端電動車、中間2輛は付随車の4輛編成を現すようだ。サハ48は広窓流電の中間車とのこと。

 3輛め クハ47114〔静トヨ〕
 制御車が編成の間に組まれている。2扉の間に並ぶ小窓は数も配置も1輛めのクモハ42と同じだ。

 4輛め クモハ54007〔静トヨ〕
 押込形ベンチレーターが特ちょうで、半流の前面は貫通幌の効果で彫りの深い顔となっている。