みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年3月、期間限定で発売されたJR東日本全線乗り放題の企画乗車券「キュンパス」で、その北東北の未乗線区を乗り鉄しようと旅した際の様子をお送りしています。




天王寺から始発の「関空快速」に乗車、「関西空港駅(大阪府泉佐野市)」に無事到着したところです。まだ朝の6時を回ったばかり。

ところで、到着した列車は「直通快速」として大阪方面に折り返します。


気になりましたので、折り返し列車のダイヤを調べてみました。

天王寺までは「関空快速」と停車駅は変わらないですね。ヤフー乗り換え案内アプリより。

天王寺からは「大阪環状線」に乗り入れ。

今宮、芦原橋、野田と「関空快速」では通過する駅にも停まるもの。朝のラッシュ時間帯にかかっていますので、そのためだとわかります。


環状線も東側に入り、終着は天王寺駅です。


この「直通快速 大阪環状線」の経路を、着発時刻とともに示すとこのように。天王寺駅を着発番線を変えて二度、経由しています。

巻き尺のようなルートですが、阪和線から環状線外回りに入ってこれを一周するというものです。グーグル地図より。


この「直通快速」もそうですが、それ以外の時間帯の「関空・紀州路快速」や、奈良方面からの「大和路快速」なども、基本的にはこれと同じルールで、環状線には乗り入れています。

これらの列車は天王寺から環状線に入り、大阪駅に到着するまでは「◯◯快速 大阪環状線」や「大阪方面」などと、行き先がはっきりしない表記がなされているものです。


ややこしいのですが、正確にはこれは「直通快速(天王寺から環状線を一周する)天王寺ゆき」ですので「環状運転する列車」

関空の時点で「天王寺ゆき」と最初から表記していると、環状線には入らへんのか?と誤解されてしまうためです。


そういったことからでしょうか「環状線と名乗っているのに環状運転だけする表記の列車があまりにも少ない」とも、ネット上では「初見殺し」などという話題さえ耳目にします。


ある日の大阪駅、環状線ホームにて内回り(西九条・新今宮・天王寺方面)。
そう言われれば確かに、純粋にまる一周する列車は、いちばん下段の9時52分発のみ。

他は、関西空港や和歌山、奈良やユニバーサルシティ方面に行くものが続いています。


そして、外回り(京橋・鶴橋・天王寺方面)。
こちらは9時48分のみで、後は「普通 天王寺ゆき」というものが多数を占めています。

先ほど触れた「◯◯快速 大阪環状線」「大阪方面」という表記の列車は、ここ大阪駅を境にようやく「天王寺」という正規の行き先表示へと変わります。加えて、種別は快速から普通に変わっていますが、大阪から先は各駅停車になるためです。


わたしなどは、小さい頃からこれが普通だと思っていましたので、ネットで「初見殺し」というキーワードを知った時にはちょっとビビりましたが(汗)


「関空には環状線から阪和線、関西空港線に乗る」というより「関空快速に乗る」、奈良に行く折には「大和路快速に乗る」という言い方をよくします。◯◯線、とはあまり言いません。

路線は違いますが、神戸や京都に行く時などは「新快速に乗る」とも言ってしまいます。
列車名称に路線名がすでに入っているから、という特徴ゆえの余談でした。


少し急がねばならないことを忘れていました。たくさんの旅行客に混じり改札に向かいます。


次回に続きます。

今日はこんなところです。