三陸遠征三日目、この日は陸中山田以北の駅を巡りました。宮古5:00発釜石行き2D(36‐712+36-701)で陸中山田へ。下閉伊郡山田町の玄関口で、津波被害から再建された駅舎はオランダ島と風車を模したデザインです。
陸中山田6:02発宮古行き1D(36‐701)で払川へ。平成31年3月23日、三陸鉄道移管時に開業した新しい駅です。震災からの復興に際し、駅周辺地区での人口が増加したことが駅設置に繋がったそうで、三陸鉄道の積極的な姿勢が感じられます。
払川6:29発釜石行き4D(36‐714)で豊間根へ。乗ってきた列車の発車時、駅の先の線路上で牡鹿が草を食んでいましたが、列車の音に気付いたのか、茂みに消えていきました。豊間根駅はJR時代の平成18年10月改築。構内には交換設備を撤去した痕跡があります。
豊間根7:06発久慈行き1003D(36‐706+36-705)で津軽石へ。この駅についてはヤフーの方で記事にしてあります。
津軽石8:08発宮古行き5D(36‐712)で八木沢・宮古短大へ。払川と同じく平成31年3月23日の三陸鉄道移管時に開業した駅で、岩手県立大学宮古短大部の最寄り駅です。ホームには地元住民によって花の植木鉢が飾られていました。
歩いて磯鶏(そけい)へ。駅前の公園には蒸気機関車9625が保存されています。
磯鶏9:11発久慈行き1007D(36‐714)で十府ヶ浦海岸へ。平成29年3月25日に開業した新しい駅で、復興事業で整備された米田高台団地の最寄り駅です。駅前に人家はなく、秘境駅とまでは行かないものの寂しい雰囲気です。
十府ヶ浦海岸10:56発宮古行き110D(36‐706)で普代へ。途中、野田玉川で団体列車とすれ違いました。普代駅は昭和50年7月20日に久慈線の終点として開業。下閉伊郡普代村の玄関口で、道の駅「青の国ふだい」が併設されています。
駅から普代川を渡った対岸の市街地には古い建物が多く残っていました。場所が場所だけに建築クラスタも来ないのでしょう。ネットでは見たことない物件ばかりです。
普代12:53発盛行き5112D(36-704+36-714)で新田老へ。令和2年5月18日に開業した駅で、宮古市田老総合事務所の3階にホームがあるといった造りです。
歩いて田老へ。新田老駅開業までは長らく旧:下閉伊郡田老町の玄関口でしたが、田老町の中心からは少し離れています。震災による移転もあって駅前に人家は一軒もありません。震災以前は田老観光物産センターとの合築駅舎がありました。
田老14:09発久慈行き113D(36‐712)で岩泉小本へ。平成27年12月23日に「小本」から改称された駅で、下閉伊郡岩泉町の玄関口ですが、内陸にある岩泉町の中心からは大きく離れています。岩泉線は岩泉から先延伸して当駅までを結ぶはずでしたが、果たすことなく廃止されました。改称と同時に完成した駅舎は「小本津波防災センター」との合築です。
岩泉小本15:14発宮古行き114D(36‐713+36-705)で摂待へ。 摂待川沿いの集落にある駅で、築堤上のホームからは国道45号を走るバスが遠くのカーブを曲がって峠を越えていく様子が見えました。
摂待15:39発久慈行き115D(36‐202)で堀内(ほりない)へ。NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」に「袖ヶ浜駅」として登場したことで一躍有名になった駅で、目の前には太平洋が広がっています。
堀内16:40発宮古行き116D(36‐712)で田野畑へ。下閉伊郡田野畑村の玄関口ですが、村の中心からは大きく離れています。駅舎は店舗として使用されているそうですが、訪問時は閉鎖されていました。
田野畑17:22発久慈行き117D(36‐208)で白井海岸へ。この駅についてもYahooで記事にしているのでご覧ください。