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西武 2024年度設備投資計画・新宿線の有料着席サービス刷新

こんにちは。

GWはいかがお過ごしでしたか?

ちょっと忙しく、ブログの更新が久々になりました。

 

先日、西武鉄道が2024年度の設備投資計画を公表し、

40000系導入や新宿線有料着席サービス刷新(新車導入)などを明らかにしました。

 

西武新宿線を走る10000系特急・小江戸

その中でも気になった、新宿線有料着席サービス刷新について今回は取り上げます。

 

動画もあります!

youtu.be

10000系置き換え!新宿線の有料着席サービス刷新を公表

 

資料には2024年度になされる設備投資計画が書かれており、

「次世代の新宿線に向けて」として、現在も進行中の立体交差事業、

そして2025年度以降も新宿線の有料着席サービス刷新

西武新宿駅の新たな地下通路整備などに取り組むとされています。

西武鉄道が5月9日に発表した資料の一部

 

ここで興味深いのはやはり、有料着席サービスの刷新がどんなものになるのかです。

 

 

レッドアロー10000系は、置き換え対象に。

 

この資料にも記載がある通り、新宿線の特急小江戸号に使用されている、

10000系電車を今後新たな車両に置き換えるとしています。

昨年西武鉄道は、消費電力削減のため2030年度までに

車両のVVVF化を完了させる事を目指すと発表しました。

誕生から30年が経過し、車台は101系のものを流用した古い車両で

VVVF車である10000系電車はその置き換え対象になる事が確実視されてしましたが、

それが2年後を目途に置き換えられることが決まったと言えます。

小平駅を通過する小江戸



 

1993年から運転されてきた新宿線の特急小江戸号ですが、

この資料を見る限り、必ずしも、

特急小江戸号の車両を新製するとは限らなさそうです。

 

 

今後新たな車両へ置き換えるとともに、有料着席サービスの刷新を検討しています。

柔軟な運行形態やお客さまの着席機会の拡充など、サービス向上を図ります。

 

有料着席サービスの刷新という言葉が、

これまでの特急列車中心の着席サービスを改めるという風にとれます。

 

新宿線の特急列車は廃止、ライナー化で落ち着くか?

 

池袋線は、池袋と飯能・西武秩父間で2019年より新型特急「ラビュー」が

運転を開始しています。

通勤需要にも利用されていますが、秩父への観光需要も多くを占めるため、

大きな窓や座席が装備されているのが特徴です。

西武池袋線秩父線の特急「ラビュー」

 

通勤需要が主の新宿線には、「ラビュー」は必要なさそう?



このラビュー001系を新宿線にも導入してくれと、

昨年の株主総会でも意見が出たようですが、

現状朝夕の通勤ライナーとしての利用が主で、

日中は空気を運んでいる新宿線小江戸号には

明らかにオーバースペックな車両であると言えます。

 

正直通勤通学時間帯以外ならば、そこまで着席する事に困らない新宿線ですので、

もはや一日中特急を走らせておく必要があるかな?というのも、

ユーザー目線からも感じます。

そうなると、着席需要が多い通勤通学時間帯に西武新宿~本川越間で、

ライナー列車を走らせるという事で特急から置き換える形にするのが、

一番可能性が高いかもしれません。

 

40000系「拝島ライナー」



現在も小平から分岐する拝島線へ、夕方・夜の下りと朝の上りに、

座席有料列車「拝島ライナー」を運転して高い乗車率となっています。

平日だけでなく、土休日も夕方は多くの乗客を運んでいます。

新しい車両は、40000系のL/Cカーなのではないでしょうか?



 

とは言え、これまで特急小江戸号は日中も毎時1本運転されており、

朝夕のライナーだけにしてしまうと、着席サービスの低下になってしまいます。

日中に関しては、例えば快速急行を毎時1本40000系で運転し、

10両のうちの2両ほどをクロスシートのままで座席指定車として運転をすれば、

全日着席サービスの継続にはなります。

需要としては、2両分の座席位で間に合うでしょうから、

このようにもしかしたら考えているのかもしれません。

40000系・クロスシート時の車内

ただ、40000系に置き換えると、

これまでの10000系のリクライニングシートからシートが劣化してしまいますが、

600円からライナーの400円へ安くすれば済むでしょう。

乗車時間はせいぜい50分くらいですので十分ではないかと思います。

また、2両分を京阪のプレミアムカーのような車両に変更して、

日中も含め40000系電車を運転するというのもどうでしょうか。

ライナー料金400円に対し、現状の特急料金と同じ600円にして、

アップグレードします。

仕事帰りによく小平から乗車しますが、
1時間弱の旅なら苦にならないシートです。

 

ちなみに、中央線・青梅線グリーン車への対抗として、

拝島ライナーの全日運転化を唱える方もおられるようですが、

拝島線ユーザーとしては、日中は急行も座れるので無くてもいいかなと思います。

列車の本数も20分おきでも空いてますし、

スピードアップもかつて拝島快速が不評だったという過去もありますしね。

速さでは青梅特快に到底太刀打ちできませんので、

今のまま安さで勝負といくでしょう。

特急小江戸号を置き替えて、
日中も座席有料列車として走る事があるのだろうか?



 

 

という訳で、新宿線小江戸号10000系置き換えの話題をお送りしました。

新宿線から特急列車が消えるのか、はたまた残るのか・・?

どうなるか興味深いところです。

 

今回もありがとうございました。

 

 

 

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